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個人事業主はいつから会計ソフトを使ったほうがいい?

「個人事業主はいつから会計ソフトを使ったほうがいい?」
というご質問をいただきました。

青色申告をしていて
青色申告特別控除10万円を使っても
税金が出るのであれば
会計ソフトを使うと節税になります。

なので、
事業が軌道にのってきて
税金払うようになったら
会計ソフトを使おう!




■会計ソフトを使うメリット

青色申告特別控除が10万円から65万円に増える

個人事業主で
・青色申告をしていて
・手書きやエクセルで簡単な帳簿をつけていれば、
所得から青色申告特別控除10万円を
引くことができます。

さらに
会計ソフトを使って取引を記録し
・電子申告をすると
青色申告特別控除が65万円に増えます。
※電子申告をしない場合は55万円控除

なぜ会計ソフトが必要かというと、
青色申告特別控除を65万円にするには、

複式簿記で取引を記録する
・確定申告で「貸借対照表」という書類を提出する

という要件が必要になります。
※今回これらの説明は省きます。

この要件を満たすためには
手書きやエクセルの帳簿では事足らず、
どうしても会計ソフトの導入が欠かせません。


どのくらい節税になるの?

青色申告特別控除が10万円→65万円に増えると、
税金(所得税+住民税)が
最低でも82,500円安くなり、
かつ国民健康保険料も安くなります。

会計ソフトを使うためには
多少お金がかかりますが、
それでも十分にお釣りが来ます。

※会計ソフトは安いものだと年間1万円ちょっと

経費を55万円増やそうとなると
かなり大変ですが、
会計ソフトを使って電子申告するだけで
経費が55万円増えたのと同じ効果があります。

(しかも経費と違ってお金が出ていかないのでうれしい!)


■会計ソフトを使うデメリット

会計ソフトを使うには

・多少の簿記の知識
・会計ソフトの操作方法
・データの見方
などを知る必要があり、

それなりに手間と時間がかかります。

会計ソフト会社も
なるべく簿記の知識なしで入力できるよう
努力はしていますが、

残念ながら今のところ、
夢の全自動経理とはいきません。

そのため、
慣れるまでは大変かもしれません。

現に確定申告で
「帳簿付けが一番大変」
という方は多いです。


■まとめ

税金払っているけど
まだ会計ソフトを使っていないという人は、
会計ソフトを使うと税金がグッと減ります。

・どの会計ソフトを使うといい?
・初めて会計ソフトを使うのでイチから教えてほしい
など、会計ソフトを使いたいけど不安があるという人は
税理士のサポートを受けることをおすすめします。

当事務所では
顧問契約がなくても会計ソフトの使い方の
サポートをします。



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