本間会津子|税理士

東京の税理士。15年にわたり税理士事務所を転々としたのち、2017年独立。ひとり起業家…

本間会津子|税理士

東京の税理士。15年にわたり税理士事務所を転々としたのち、2017年独立。ひとり起業家や小規模ビジネスを支援。「時間とお金に余裕を」をモットーに、ビジネスの数字の考え方、ムダのない経理のやり方などをお伝えしている。 https://www.homma-tax.com

マガジン

  • フリーランスの働き方・生き方

    会社から離れフリーの税理士となった私が考える働き方や生き方、趣味、日々思うことなどを書いています。

  • 税理士のお仕事

    「税理士ってどんなことをしてくれるの?」と聞かれることがあります。「税理士の仕事内容」や「こんなときには税理士に相談してほしい」などを記事にしました。

  • 経理のコツ

    個人事業主やひとり会社の経理で気をつけたいこと、クラウド会計ソフトの使い方などを書いています。

  • ひとり会社の税金

    ひとり会社の税金(法人税、消費税など)について書いています。

  • 個人事業主の税金

    個人事業主の税金(所得税、住民税、消費税など)について書いています。

最近の記事

環境を整えることで「他にできることがなかった仕事」が「好きな仕事」になる

「好きを仕事にしたい」と思っても、 現実はなかなか難しいのではないでしょうか? 私は独立開業している税理士です。 実は 独立前は税理士という仕事が好きになれず、 「なんでこの仕事を選んだんだろう」と 後悔することもありました。 とはいえ税理士業以外できることがないので 税理士として独立したわけですが、 今では税理士という仕事が だいぶ好きになってきました。 「他にできることがなかった」仕事が 「好き」に近づいたのは、 独立して 自分が好きと感じる状態に近づけるよう

    • 会社員時代の嫌な経験は、起業後の財産になる

      「会社で働くことが合わない」 「組織に馴染めない」 という理由で起業をした、もしくは起業を考えている人へ。 会社員時代の 「嫌だな」 と思った経験は、 起業後の財産になります。 私も転職を5回した挙げ句、 やっぱり組織が合わないという理由で 税理士として独立しました。 私は「嫌」と思うことが たぶん人よりも多く、 会社員時代は 「なんで他の人は我慢できることを 私は我慢できないんだろう・・・」 と、自分を責めることがありましたが、 今思えば 「嫌」という感情は とても

      • 転職回数5回のち独立した話

        私は今、税理士として独立していますが、 その前は会計事務所を5回転職しています。 会計事務所は転職が多い業界ではありますが、 さすがに5回は多い! 回数を重ねるごとに 履歴書を書くのに気が重くなり、 面接で 「転職回数多いですね~」 と言われることもありました。 そんな転職人生に終止符を打つことができたのは、 理想の独立のあり方に出会ったおかげです。 独立したくて税理士になったはずが、気づけばサラリーマンになっていた税理士を目指したのは大学4年のとき。 自由気まま

        • お客さまから情報を得るのに必要な「聞き込む力」

          専門家は 相手から「聞き込む力」 すごく大切だと思います。 私は税理士をしており、 自分で経理をするのが初めての経営者さんと 仕事をすることが多いです。 お客さまご自身が入力した会計ソフトのデータを見て ・経理で間違えているところを直した上で ・申告書を作成して税金を計算する というのが私の仕事。 いただいた会計データは、 正直グチャグチャであることが多いです。 これを解きほぐし、 筋が通った会計データに直すわけですが、 これにはお客さまの協力が必要です。 その際に

        環境を整えることで「他にできることがなかった仕事」が「好きな仕事」になる

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        記事

          「これ、経費になるかな?」と迷ったときの判断方法

          何か買ったりサービスを受けたりして お金を払ったもののうち、 「事業に必要な支払い」であれば 経費にすることができます。 そこでよくある疑問が、 「この支払いって経費になる?」 というもの。 経費になるか迷ったら、 税務署に対して 「この支払いは◯◯の理由で事業に必要だった」と 説明できるかどうか、考えてみましょう。 ■経費になるかどうかは「理由」が大事税金は、次のように計算します。 したがって、 経費が増えれば利益が減り、 税金も減ります。 経費にするには、 ・

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          私のクラウド会計の使い方を紹介。なるべく効率的に経理の手間を省く

          私は税理士業の経理をするのに クラウド会計のfreeeを使っています。 設定をきちんとすれば、 従来の会計ソフトよりも楽に経理ができますよ。 私の使い方を紹介します。 1. 口座の連携は最小限にする私は事業のお金のやり取りに ・事業用の口座 ・ほぼプライベート用口座 ・クレジットカード(仕事兼プライベート用) ・現金払いやPay払い を使っています。 このうちfreeeに連携させているのは 事業用の口座のみ。 クラウド会計の一番の魅力は 口座を連携させることにより

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          個人事業主はいつから会計ソフトを使ったほうがいい?

          「個人事業主はいつから会計ソフトを使ったほうがいい?」 というご質問をいただきました。 青色申告をしていて 青色申告特別控除10万円を使っても 税金が出るのであれば 会計ソフトを使うと節税になります。 なので、 事業が軌道にのってきて 税金払うようになったら 会計ソフトを使おう! ■会計ソフトを使うメリット青色申告特別控除が10万円から65万円に増える 個人事業主で ・青色申告をしていて ・手書きやエクセルで簡単な帳簿をつけていれば、 所得から青色申告特別控除10万円

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          10日ぶりにお米を炊きました! お米を切らしてしまってから、今日ようやく手に入れることができました。 炊飯器の炊きあがりのピピピという音、キッチンに広がる炊きたてのご飯の香り。 なんだか懐かしい。。。 日常のありがたさをしみじみ感じます。

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          自力で会計ソフトに入力している人が間違いやすい役員報酬の仕訳

          ひとり会社の社長ご自身が 会計ソフトに入力した 経理データをチェックすることがありますが、 ほとんどの人が間違えているのが 役員報酬の入力。 多くが手取り額=役員報酬として 入力していますが、これは不正解。 正しい役員報酬の入力方法を お伝えします。 役員報酬は手取りではなく額面で入力ひとり会社であっても 役員報酬をもらっていれば 社会保険に加入し、 額面から ・社会保険料 ・源泉所得税 ・住民税 を引いた金額を手取りとして 会社の口座から個人の口座へ振り込みます。

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          自分で法人税の申告は難しい。所得税の申告と何が違うのかを解説

          個人で事業をはじめて 利益がだいぶ出てきたので、 「そろそろ法人成りを考えたいな」と思ったとき 「今まで所得税の申告は自分でやってきたので 法人税の申告も自分でできるかな?」 と考えるかもしれません。 しかし、 法人税の申告は、 所得税の申告に比べて相当難易度が高くなります。 何を隠そう 私自身、税理士試験で「法人税法」を受験していないため、 実務で法人税の申告書を作成するのに 大変苦しみました。 法人税の申告は 所得税の申告と何が違うのか お伝えします。 申告書

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          「経理のチェック」「経営分析」をしたいなら、前年の数字と比較してみよう

          自分で経理をしているのであれば、 必ずやってほしいのが 前年の同じ月との数字の比較 です。 前年同月の数字と比較することで、 ・経理が間違っていないかのチェック ・経営分析 を行うことができます。 税理士も数字をチェックする際、 必ず前年比較を行います。 前年比較をして どこを見ればいいか お伝えします。 前年比較とはどんな表?会計ソフトを使っていれば、 どのソフトでも必ず「前年比較」をすることができます。 例えば クラウド会計ソフトfreeeを参考に作成した 前年

          「経理のチェック」「経営分析」をしたいなら、前年の数字と比較してみよう

          苦手克服は捨てた。あえて苦手をさらけ出す

          昔は苦手を克服しようと頑張っていました。 しかし40代になってからは、 苦手はどう頑張っても克服することは できないと気づきました。 そこで、あえて苦手をさらして知ってもらうことで 苦手を遠ざけるようにしています。 苦手は克服できない子どものころから克服したい一番の苦手は 「誰とでも仲良く話すことができない」こと。 私以外の人はみんな誰とでも仲良く話せるのに なぜ自分はできないのか? 自分の目にはこのように映り、 なんて自分は劣っているのかと 悩みに悩みました。

          苦手克服は捨てた。あえて苦手をさらけ出す

          あがり症の私がZoom勉強会を開催。あがらないために工夫したこと

          あがり症で人前で話すのが大の苦手。 そんな私がZoomで十数人を前に 「個人事業主向け 経理のポイント」 をテーマに勉強会を開催しました。 全体で2時間の長丁場でしたが、 最後までやり抜くことができました。 ・あがり症 ・Zoomで勉強会主催が初めて 胃が痛くなるような状況に対し、 少しでも緊張せず頭が真っ白にならないよう、 工夫したことをお伝えします。 もし「人前で話すのが苦手・・・」という方に、 少しでも参考になれば嬉しいです。 1. 開催日までに準備すること

          あがり症の私がZoom勉強会を開催。あがらないために工夫したこと

          ひとり仕事の向き不向きと、孤独を和らげるコツ

          「ひとり仕事」と聞いて、 うらやましい!と思いますか? 私はひとり税理士として仕事をしていて、 ひとりで働くことが性に合っていると感じます。 しかし、ひとり仕事には 向き不向きがあります。 私が思うひとり仕事が向いている人と 孤独を和らげるコツを書きます。 ひとり仕事に向いている人私が思う、ひとり仕事に向いている人です。 1日中誰とも話さない日があっても大丈夫 ひとり仕事であれば、当然周りに他人がいないので、 話すことも話しかけられることもありません。 打ち合わ

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          子どもの頃から「結婚に向かないな」と感じた私が税理士資格をとった理由

          結婚しない人が増え、 その一番の理由は「経済的余裕がないから」 のようです。 しかし私は経済的余裕以前に、 子どもの頃から「結婚はしたくないし、向かないや」と思い 今に至ります。 というのは、結婚している大人として 一番身近な両親がしょっちゅうケンカしていたから。 父も母も気が強く 怒鳴りあいもしばしば。 子どものころは 特に父の機嫌が悪くないか 毎日ビクビクしていました。 パートナーといっても所詮は他人、 何でもわかりあえるなんて期待できるはずもなく、 毎日イラ

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          節税を考える前に、きちんと生活費を稼いでいるか見直す

          起業すると自分で税金を計算し、納めなければなりません。 「フリーランスの税金は高い」 と言われるためか、 起業して間もないころから「節税」について あれやこれやと考えてはいませんか? しかし、ほとんどの節税方法は お金が出ていくものであり、 手元のお金を増やすわけではありません。 稼ぎが少ないうちから節税しようとすると、 お金が出ていくほうが大きくなり、 いつまでたってもお金が貯まりません。 「生活費がカツカツ」という人は、 節税を考える前に、きちんと生活費を稼いでい

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