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税理士の「顧問料」の考え方

税理士に税務顧問(継続的なサポート)を
お願いすると
決算料だけでなく
毎月数万円の「顧問料」がかかります。

顧問料を払って何をしてくれるの?
疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

私の顧問料の考え方をお話しします。

※金運がよくなりそうな金のガマガエルの写真


経理担当者を雇う代わりとして

税理士に経理の丸投げをお願いすれば
毎月会計データを入力します。

お客さまご自身が経理をしているのであれば
その会計データが正しいか
税理士が毎月チェックします。

どちらであれ
毎月プロの目が入るので
数字の精度は高くなります。

もし経理担当者を雇うとなると
毎月30万円以上の給与、社会保険料、
交通費、採用コストがかかります。

経理担当者を雇う代わりに
税理士に顧問料を払って
経理を見てもらうことで
正しい数字をほぼリアルタイムで
知ることができます。

数字をリアルタイムで把握できれば
「次の一手を考える」
あるいは
「悪いところを改善する」
そんなときの手助けになります。


お金回りの安心料として

資金繰りを見てもらえる

事業をやっていくうえで
何よりも怖いのが資金ショートです。

会社にお金を残すためには
資金繰りが今後どうなるか
予測が欠かせません。

顧問税理士がいれば、
資金繰りを予測し
必要があれば借入の提案などもします。

新たな事業をやりたいときも
想定されるリスクをお伝えすることが
できます。

税金の事前予測

税金の納期限間際にならなければ
いくら払うかわからない場合、
「税金こんなに高いの?払うの大変」
と、毎年ヒヤヒヤするでしょう。

顧問税理士がいれば、
決算の時点だけではなく
もっと前から税金を予測します。
(中には税金予測をしない顧問税理士もいますが。。)

いざ税金を払う段階になっても
心づもりができているので
税金の痛みも少しは和らぐでしょう。

税金の額があらかじめわかれば
資金繰りも安心できます。


節税対策

顧問税理士が定期的に
数字を見ていれば
利益が多く出そうなときに
節税のアドバイスをすることができます。

決算期末までに
あとどのくらい経費が使えそうか
資金繰りと併せてお伝えすることができます。

もし「顧問」という形で
継続して数字を見ていなければ
節税したいといっても
提案することは難しいでしょう。

※ただし、
節税の手段は限られているので
税理士にお願いしても
毎年毎年手が打てるわけではないので
あしからず。


税理士にお願いすると
よくわからない顧問料が発生するからヤダ
と思われるかもしれませんが、

自分で事業をするにあたり
定期的に数字を見てもらうことで
得られるメリットは大きいのではないでしょうか。


★編集後記
東京は新緑芽吹く季節になりました。
枝にちっちゃなイチョウの葉が連なり
レリーフのようでした。

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