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息子によるバレンタインデーの解釈

年少の息子、2週間くらい前から、やけにバレンタインを楽しみにしていた。どうも彼のバレンタインの解釈は私と違うということが分かった。

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ようやく、息子が待ちに待ったバレンタインデーである。
前から、近所のスーパーで見かけたトミカ型のチョコが欲しいと所望されていたので、購入してこっそり隠しておいた。やっと日の目をみるチョコ。

息子、チョコを渡すととっても喜んだ。よかったね。

が、そこで終わらなかった。

「ぼくがおかあさんにあげるぶんをつくりたい」と言い出したのだ。

「え、いいよいいよ~ 今日はお母さんが息子とパパにあげる日、来月お返ししてよ」
と言っても、おかあさんに作ると言ってきかない。

はてどうしたものか、と思っていたら、ひとりでトコトコと台所に行って戸棚をあけ、「これをつくるんだよ」と知育菓子をとってきた。

これ、ちょっと前に、スーパーでお菓子1個選んでいいよ、と言ったら選んだのに、家に帰ってから箱を開けて中身を確認したきり、
「これはとっておく」
といってしまってたやつじゃん・・!

「つくっておかあさんにあげようとずっとおもってたんだよ」

ういやつめ!! 

4歳が、作って楽しく食べて甘いお菓子をとっておくってなにごと!?と当時びっくりしていたのだが、まあ本人がそういうなら、となすがままにしていたやつ。

まさか、こんな魂胆があろうとは・・・

よし、作ってみなさいな。


集中すると口がとがる。

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もちろん味見は欠かさない。


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最終的に、はんぶんこして、さらにおとうさんにも分けてあげました。

もったいなくて(そしてそんなに美味いものでもない)食べれないなあ、、と置いていたら、ものすごく心配そうな顔で、

「これ、食べないの・・?」

と言われた。食べる食べる。ありがとうね。

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バレンタインデー、自分の実感としては、ここ数年で、会社での義理チョコ文化は急激に廃れてきた。一方でこの時期、100円ショップは手作りグッズ(大量生産&配る用)だらけ。

息子にとっては、バレンタインデーは「何がしかの思惑(好意とか下心とか打算とか)を持って女性が男性にチョコレートを贈る日」ではないらしい。そういうものだったよと言ってもぴんとこない様子。

おかあさんがぼくにチョコをくれて、それでぼくもプレゼントしないと、と言う。これって、世間的にバレンタインデーはそういう行事に変化したの??N=1だから分からんなあ・・子どもが小学生になったりすると分かるのかな。

それにしても、嬉しかった!
年々、グレードアップしていかないかなあ~うひひ。

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