39.人嫌いではなく嫌いな人間タイプのがいただけ
自分は人嫌いだと思っていた
一人が好きで、あまり人と関わる事が好きではなかったありませんでした
その為、これまで自分のことを人嫌いなのではないか?
社交不安障害や、何か障害の傾向があるのではないか?
と思っていました
自分も人間であるのに、人が嫌いだなんて、
自分は何を変な事を思っているのだろうと、
自分が理解できずに苦しかったり、
自分を責めていたこともあります
人間嫌いかもしれないと思った初めの頃は、人全般が嫌いなのだと思っていました
そして、数人中の良い友人や家族だけ好きなのだと
でも、何とか普通になりたくて、人見知りを克服しようと、
色んな人と関わったみた結果、どうやら女性を苦手と感じることが多いと気付きました
・共感をしないと、仲間外れにする
・突然感情的になって、怒り出す
・客観的事実を言われると、攻撃されたと過剰反応する
・自分は棚に上げて、支離滅裂な論理展開でで、怒りをぶつけてくる
・言葉を拡大解釈して、被害者意識がとても強くなり、恨まれる
・嫌われるのが怖くて、好きでもない人と無理に仲良いふりをしては、裏で陰口を言う
・自分自身ではなく、化粧品やブランドバックといった持ち物、彼氏、自分以外のことで醜いマウンティング争いをする
・初めての事も前抜きに挑戦する人を馬鹿にする
・努力段階の人であるにも関わらず、上手くできていない場面を見かけたら、すぐに口を出したり、否定的な言葉を投げつける
学生時代、運悪く、こういった女性が周りに多く、
女性が嫌いだと思うようになりました
就職活動の際、女性ばかりの環境を避けられるように、
男性の多い環境で働きたいと思っていました
意識はしていませんでしたが、自分が理系へ進学した理由に
もしかしたら女性嫌いが少し関係していたのかもしれません
IT業界で、お客さんが製造メーカの為、女性が1~2割になり、周りが男性だらけになりました
上記の様な、女性の嫌だと感じた特徴を持つ人は、自分の周りからいなくなりました
でも今度は、男性の中で、拒否反応を示す人が現れました
・人の評価を過剰に気にして、いやらしいと感じるレベルで気遣する人
・世間体に囚われて、過剰に自己保身に走る人
・自分の思う通りに動かそうと、甲斐甲斐しく面倒を見てくれるが、
思い通りならないと高圧的になる人、
・"女性"、"若い"とといった枠に当てはめてくる人
また、これまで嫌いと思っていた女性から、
職場で親身になって助けて下さる方もいました
自分の嫌いと言う感覚は、
女性が嫌い、男性が嫌いという、性別の問題ではない事に気付かされました
また、日本を出て、海外に出ると、
今度は日本人に、拒絶反応を示すようになりました
1つは、"駐妻"と呼ばれる人が周りに多い事が主な原因です
駐妻の特徴が、上記で記載した学生時代に拒絶反応を示した嫌いと感じる女性のタイプとよく似ていたからです
また、妻や母という立場が追加されたことで、
・夫の職階、子供の英語レベル等、家族のマウント争い
・現地人の友達がいて、家に招待される程、充実しているマウント争い
・オーガニックスーパーや食材、期間限定商品、おしゃれスーパのエコバックのグッツをどれだけ早く手に入れたか、海外コスメに精通している等、流行のマウント争い
・ホームパーティをする際に、料理が出来る良い妻アピールでマウント争い
・駐在帯同歴による謎のマウント争い
といった違う種類のマウント合戦が新たに追加されました
傍から見ていると、どうでも良いと感じてしまいます
また、英語でコミュニケーションが取れるようになるまでの苦しみと、
孤独時間が多い辛さから、
駐妻ネットワークにい日本人に聞けば生活には困ない為、
日本人以外とほとんど関わっていない駐在妻の方をよく見かけます
その為、誰がどこにいるとか、この前どこで見かけたとか、
知ったところであまりどうにもならない内容の噂が駐妻コミュニティですぐに広がります
会ったことない人が自分のことを知っていたりします
気持ちが悪いですね(笑)
あまり関わらない様にしている為、これ以上の詳細な実態は知りませんが、
海外にいるにも関わらず、自分の周りの日本人(コミュニティは日本よりも村社会が酷い印象を受けます
自分の知らない所で、根も葉もない噂が流れることの嫌悪感と、
卑屈さを感じてしまい、
日本人が嫌いと思う様になりました
配偶者以外の日本人以外と、語学学校の別の国のクラスメイトとしか話さない期間が一定期間あった後で、
日本人が集まる会へ偶に顔を出してみると、
その場を楽しむよりも、不快感を与えない事に過度に焦点が当たり、
謙遜や、浮かないよう周囲の目を非常に気にしていたり、
自分が嫌われるような言動をしていないか不安傾向が強かったりと、
自分はどう思うか、他の人はどう思うか、
違う意見を聞く事も楽しむのではなく、ありきたりな事しか言わない日本人と接するつまらなさと、
ありきたりな事以外を発言すると目を付けられる窮屈さを感じ、
日本人嫌いを発症し始めました
女性が、男性が、日本人が、人が、と主語を大きくして、
物を語ったり、好き嫌いを判断することは、
主観的にしか物事を見れておらず、偏見が酷い状態と頭では思いつつも、
自分が不快と感じる状況を分析すると、そう思わざるをえませんでした
けれども、久しぶりに日本の友人と話をしたり、
たまたま出会った海外に在住している日本人と話をしてみて、
お互いの違いを面白いと、心地よく話が出来ました
嫌いを発症した時点でわかってはいたことですが、
日本人だから嫌いというのは、やはり違ったと気づかされました
また、偶然周りの日本以外の国のクラスメイトが好意的だっただけで、
Youtube等、日本のイメージを話している動画を見て、偏見と感じる内容があったり、
観光地へ行った際に、地元住民へ呼び掛けをするの、
自分達には、ただ見るだけで、話しかけられず、
現地人と明らかに違う態度を取られていると感じる機会もありました
人が嫌いとか、どこの国の人が嫌いとか、性別がどうとか、
大きな括りで色眼鏡を掛けて見られることは、
自分が嫌っていた事であるのに、
自分も同様の振る舞いをしており、
相手に対してとても失礼なことをしていたと痛感させられました
ただ嫌いな人なタイプがいるだけ
こうしたこれまでの話をまとめると、
カテゴライズされた何かが嫌いなのでは無く、
自分が嫌いと感じるタイプがいるだけだなと思いました
でも、人見知りをしていた頃、
人が怖い、日本人が怖い、女性が怖いといった恐怖が先走り、
視野が狭くなり、
こんな簡単な事に気が付くことが出来ませんでした
嫌いな人がいることを受け入れる
鋭く指摘をしつつも、
自分自身もこれまで日本で生きて来て、周囲の目を気にして、嫌われることをとても恐れて生きてきました
寧ろ自分が過去そうだったからこそ、
昔の自分を見ているようで、相手に対して嫌いと感じてしまうのかもしれません
でも、周囲の目を気にしていた自分がいるから、
今の自分の状況や、なぜ嫌いと感じるかという事を俯瞰して見られる要因でもあるように感じます
そういう意味では、周囲の目を気にしすぎる自分がいたことが、今の自分の1つの糧になっているのかもしれません
でも、なかなか嫌な人がいることや自分のことを嫌う人がいることを
受け入れる事ができませんでした
「2:7:1」の法則
心理学やビジネス本で有名な「2:7:1」の法則である
自分のことを「好き:気にしていない:嫌いな人」の割合がいると聞いたことがあります
一定数自分を嫌う人がいることは自然な事で、
嫌われる事ばかりに気を取られ、本来やりたい事に集中できていない事は
とてももったいない事だと自分に言い聞かせ、頭では理解をしていました
でも、自分に取り入れて、行動に変えることが出来ずにいました
改めてこうして書き出してみて、なぜ自分が嫌いな人がいるということを受け入れられなったかを考えてみると、もう1つ大事な視点を忘れていました
良い子を辞めよう
この話を聞いた際に、自分が他人からどう見られるかということばかりにフォーカスしてしまい、
自分を嫌う人がいてもしょうがないという事だけしか考えていませんでした
でも、自分自信が他人をどう思うか、という逆の見方が出来ていませんでした
相手が自分のことを「2:7:1」で見られるのであれば、
自分も相手のことを「2:7:1」で見るという事です
完璧な人いないと頭でわかっているからこそ、
人を嫌う自分がいる事が許せず、なんだか嫌な人間の様な気がして、
自責してしまっていたのだと思います
良い子ちゃん症候群、完璧主義だったのかもしれません
悪口を陰で言う人達が嫌いだったからこそ、自分も同じ様になりたくありませんでした
自分が出会う所詮1割程度しか嫌いな人はいないし、
実際、ここに書き出せる程度の量なのだから、
嫌いな人がいて、関わりを避けたいと思う自分がいても良いと、
書き出してしまって、この場で受け入れたいと思います
自分の嫌いな特徴を書き出して気持ちに整理を付ける
他人の嫌いな所は、自分自身の嫌いな所と聞いたことがあります
自分自身もこういった面があるよなと、書きながら感じ、
少し公開することは憚られますが、書き出して、
頭の中を整理したいと思います
1.自分自身に自信が無い人
→ブランド物や身に着けているもの、家族や知り合いといった
自分以外でマウントを取ろうとする人
→言動源が好奇心等ではなく、他者からの承認の人
→愚痴や噂話が多い人
→挑戦する人の批判しかしない、足を引っ張って邪魔をする人
→自分のプライドを守ることだけに必死な人
→相手から嫌われることを恐れて、自分でできる対策をしない人
(断れない自分も悪いのに、後からぐちぐち文句だけ言う人など)
2.客観的に物事を見られない人
→べき論、偏見が強い人
→価値観の押し付けが強い人
→正義感が強い人
→周囲の評価を気にし過ぎて、自分の見られたい評価以外受け付けない人
→相手との違いを認められない人
→物事の表面しか見られない人
→自分が間違っているかもしれないと思わない人
察して勝手に行動する、自己認識と他者とのすり合わせをしない
3.自分で感情のコントロールが出来ない人
→自分を棚に上げ、自己都合のみで、支離滅裂に感情的に怒る人
→機嫌の悪さを他者に取ってもらおうとする人
→機嫌が悪くなる原因を自分で取り除こうとしない人(我慢し続ける等)
4.わがままな人
→他者にばかり自分の希望を押し付け、自力で何もやる気が無い人
→自分の希望を皆が聞いて当たり前と思っている人
5.他者への期待が大きい人
→察して欲しいと思っている人
→自分の共感だけして欲しい人
→いつか誰かが自分を幸せにしてくれると白馬の王子様を待っている人
→相手が求めるリアクションをしてこないとキレ出したり、
嫌われていると過度に被害者意識を持つ人
嫌いは好きの裏返し
書き出してみて感じたのは、自分が好ましいと感じたり、
自分の行動指針がこの逆なのだと気付きました
そして、自分とは逆である、自分が嫌いと感じる相手からもまた、
"自己主張(我)が強い"、"ストレートな物言い"とこれまで感じられて来た原因かなと、
こうして書き出してみて、初めて冷静に見ることができました
自分の傾向と、自分を良いと思ってくれる人の傾向と、
自分が嫌いだと感じる傾向と、自分を嫌いだと感じられる傾向が、
どういったものなのか頭の整理ができました
人と関わる際に無理に構えなくても、
接してみて不快と感じれば、自分の嫌いなタイプに該当するか、
もしくは新しい嫌いなタイプコレクションが出来たと、
発想の転換をしていきたいと思います
その時の自分の状況を俯瞰して、どう自分が行動するか今後戦略を立てる指標になり、
"嫌い"、"嫌われた"という感情に振り回されず、自分のやるべき事進められるようになる気がします
※気のせいかもしれません(笑)
皆様の貴重な時間を頂いて、
最後まで、精読頂きありがとうございました
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