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22.1人の時間がないと具合が悪くなるのは強みだった


最近、1人で過ごす事が多く、ストレスなく暮らしていた事で、
自分のストレスのポイントが見えてきました

内向型の気質と照らし合わせて、気付いたことや感じた事を書いてみたいと思います

HSPかもと思っている方や、身近にHSPの方がいる方の参考になれば幸いです

どれだけ良い人でも、普段と違う人と長時間いる事は苦痛

先日、我が家に初めて泊まりの来客がありました
配偶者の友達で、自分は初対面でした

とても話しやすくて、優しい方でした
短時間であれば、楽しく話せて良かったとしか思わない位、
本当にとても良い方でした

その方とは、1日半程度一緒に居ました
朝早く出発し、日中ずっと歩いていました

変えられた後、自分が酷く疲れを感じていて、
普段より沢山活動していたせいで疲れたのかなと思っていたのですが、
寝ても寝ても疲れがなかなか取れませんでした

このタイプの疲れが取れない時は、体の怠さではなく、
自分の場合、神経を過剰に使ってしまった際の脳の疲れである事が多く、

自分が気を遣い過ぎてしまう気質が災いし、普段いない人と長時間一緒にいる事がとてもストレスになっていた様でした

また、とても聡明な方で、話をしていて情報量がとても多く、
一緒にいて良く話されていた為、情報量に圧倒され、頭が疲れてしまったのだと思います

改めて、自分の好きな事や、嫌いな事を振り返ってみて、
1人の時間がないと、具合が悪くなりやすいことがよくわかりました

具合が悪くなるのか理由

1.初対面の相手の情報収集に走ってしまう

無意識に人を観察する癖が付いており、初対面の相手に対して、
この人はどういう人なんだろうと、相手の言動から人となりを得る為の情報収集をしてしまいます

人間観察をする様になったのは、中学生頃だったと記憶しています
人が怖くなり、人となりを見てから、付き合っても大丈夫か判断をする為に、
自分を守る行動になったのだと思います

会話の内容も聞きながら、相手の動向も観察しながら、同時並行で会話をしていると、脳が疲労してしまう原因になっているのだと思います

2.気が休まらない

普段、脳に溜まった情報や感じた事を自分1人でゆっくりしてガス抜きをしています
それがこのnoteです
でも、普段とは違う人がいると、自分のガス抜きのタイミングがなく、脳疲労がどんどん蓄積されて行きます
1人増えると、会話の量も増えます

また、普段1人の時間に、誰かが話していたりすると、どうしても意識を持っていかれ、気が休まらなりません
自分はいない物として扱ってもらえたら良いのですが、
リアクションを取ったり、話題を振られるかもと、気を張ってしまい、疲れる原因になっています

3.聞いている態度をしっかり取るのに疲れてしまう

気にしなければ良いと自分のペースで過ごしていると、無関心だと勘違いされることがこれまで多くありました

普段は物腰柔らかい反面、無表情でリアクションも少なくなると、どうやら怒っていたり、不機嫌だと見えてしまう様です
冷たいと思われるかなと、少し相手に不快感を与えない様に振る舞っている事も、疲れる要因になっています
その為、よく喋る相手は、こちらも聞く態度を取る必要があり、余計に疲れやすくなる傾向があります

「真面目に」聞く態度を取る必要がどこまであるのか

改めて書き出してみると、自分は人の話をかなり気を遣って聞いていると言う事が客観視できました

でも、そこまで「真面目に」聞く態度を取る必要があるのだろうか?と、
ふと疑問に思いました

社会人になって、SIerという仕事をしていたせいもあり、
良くも悪くも人の話をしっかり聞く姿勢に磨きがかかりました

聞き逃しはシステム仕様に関わってきたり、お客さんからの信頼にも関わってくる為、
「真面目に」話を聞けることは、重要なスキルになっていたと思います

気づけば、仕事もプライベートでも、今は人の話をしっかり聞く様になりました

でも、プライベートであれば、そこまで大事な話をしていない環境である為、
真面目に聞く必要はないのではないかと思いました

自分が人の話をしっかり聞くようになった原因は社会人よりも前からあり、
小さい頃、ぼうとしていて、あまり人の話を聞く事が得意ではありませんでした

授業中のテキストの文字が気になったり、
なぜこうなるんだろうと、
授業とは別のところへ興味がよく向いていました

自分は注意散漫傾向があったのだと思います

子供の頃、人の話を聞く力が弱く、授業に置いていかれる事もあり、
大事な情報を聞き逃してしまう事もありました

そうした上手くいかなかった経験が原因の1つになっているのか、
人の話をしっかり聞かねばならないと思う様になり、
自分の中のべき論の1つとしてコレクションされていました

また、あまり人の話を聞けていなかった事で、
親や先輩、先生からからよく注意を受けました
聞けてない自分は、ダメな人間なのだなと思っていました

大人になってからも会議の際によく感じていたのですが、
口頭でのやり取りがあまり得意ではありませんでした

聞いた瞬間にタイピングして、文字に起こしたり、まとめたりしながら聞かないと、
口頭だけの情報は、記憶に残りづらいと感じる事が度々ありました

そういった怒られたり、苦手意識からも、話をしっかり聞かないといけないと、
さらに聞くことに過剰に神経を使ってしまうようになったのだと推察します

「聞かなければ」を手放そう

自分の周りには、人の表情や態度をしっかり見ている大人が多かったです
特に母親がそうでした

あまり人に話を聞いてリアクションが大きい方では無かったり、
興味の有無がはっきりしていました

思春期になると、母親とよく口論になりました

口論の際に、自分の聞いてなさそうに見える態度に対しても、
感情的に怒られ、
どうせ興味がないと思っているんでしょ、
どうせお母さんの話なんて聞いても仕方ないと思っているんでしょ、と
皮肉を言われることがよくありました

感情的に怒られる事に加え、
自分が思ってもいない意図に捉えられ、
怒られ続けることが辛くて仕方がありませんでした

そのせいか、人の話は真面目に聞かなければ勘違いをされる、
怒られるという恐怖心が自分の中に根付きました

大学生になって、色んな人と話す機会があり、
他の人は、こんなにも適当に人の話を聞いているのかと驚かされました

そして、少し自分も母親の様に、イライラしました

自分のことを観察していると、耳からストレスを感じることが多いと気が付きました
人の話をよく聞かなければと、耳を過敏に反応させ、
とても神経を使い、緊張状態になり、疲れてしまったり、
頭が痛くなったり、耳鳴りがしていたのだと思います

改めて書き出してみて、人といることのストレスは、
「しっかり聞かなければ」という自分の思い込みも要因の1つだったのかもしれないと思いました

身についてしまった「聞かなければ」を大事な時だけ行う様に、
もう少し緩めてあげても良いかなと思いました

1人の時間がないと苦しくなるという現象は、
無意識に必要以上に情報をキャッチしてしまい、1人になって頭の処理をしているのだと思います

少しでも自分の負担を緩和する方法として、自分ができる事は、
・多くの情報をキャッチしてしまう人とはなるべく関わらない
 ( 甲高い声、よく喋る人、話がどんどん飛ぶ人など)
・適度に気楽に人の話を聞く
なのかなと思います

孤独を楽しめるのは強み

とはいえ、孤独を楽しめる自分の気質は、とても大きな強みだと感じます

1人が好きというのは、内向的というよりも「自律心の高い人」だと聞いた事があります

自律心の高い人は、
他者からのプレッシャーに強く、自分の感情や個人的な体験からの学習に関心があり、
その欲求を満たすために、孤独を楽しむことができる才能を持つと言います

他人に依存せず、自分軸で動けており、

モチベーションが自分自身の中にある為、誰かからの賞賛や名誉等を必要とする様な事がなく、
建設的なモチベーションを持って、物事に没頭できる強みがある様です

自分の近況を誰かと話して、情報交換したり、共感し合うことが楽しいと感じる人たちを否定する気はありません

でも、誰かが遊んでいる時間にも、別に誰から褒められなくても、
1人黙々と自分の興味に没頭できるというのは、
プロフェッショナルとして、何かスキルを磨きをかける強力な武器であり、
圧倒的な差になると自分は考えます

孤独=寂しい人、人として問題がある人として、扱われる事が多いですが、
孤独の豊かさを知らない方がむしろ勿体無いなと個人的に思います

孤独でいる人は、自分の考えをしっかり持っている為、
話をしていて、少し人とは違う意見を聞けることが多いと感じます
ネットを見ていれば入ってくる様な情報を右から左へただ話すだけの人よりも、
社会の常識とは外れているかもしれないけど、自分の頭で考えて反芻した考えを持っている人の方が、
よっぽど人として魅力的だと思うし、
自分はそういう人となら話をしたいと思います

自分が感覚的に感じていたことや、無意識にこれまでやって来た事が、
とてもわかりやすくまとめられているYoutube動画があったので、
リンクを貼り付けておきます

おススメ動画


パートナーや友達は圧倒的に1人が好きな人が良い

人の好みはそれぞれだと思いますが、
自分の場合、パートナーや友達になる人は、以下理由から1人好きな人が良いと思っています

・他人に依存していない為、他者からの承認欲求が低く、
 変に気を遣う必要が無く、付き合いやすい
・1人の時間で色んな探求をしている為、他の人とは一味違う話ができる
・突然の予定キャンセルや遅刻をしてしまった際に、
 1人で放置する時間があっても、全く機嫌が悪くならない
・我慢して人付き合いをしていない為、愚痴があまり少ない
・噂話に便乗しない
・1人で基本的にやれるスキルを持ち合わせており、できる事が多い
・自分の考えを持っている為、不毛な不安を周囲へ巻き込まない
・干渉せず、程よい距離感で付き合える

書き出してみると、1人が好きと言う特性は、良い事づくめだと思います
寧ろ、なぜこの逆の皆と同じ事しかできず、群れていじめる人間を良しとする傾向があるのか、
どれだけ考えても自分には理解に苦しむなと思いました

1人でいる人を"ぼっち"とか、"寂しい人"扱いする人が、
本当は寂しくて仕方が無く、
1人で楽しそうにしていられる人を羨ましくて仕方なく、
自分の孤独感を埋めるために1人で楽しめる人を標的にしているではないかと思います

最後まで、精読頂き、ありがとうございました


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