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たまに、息をしていない時がある。

今週で、ちょうど1学期も折り返し。登山で例えるなら、景色が見慣れてきて、坂がキツくなってきた5合目以降だと思う。

最初の頃はどの課題も新鮮で、「すごく楽しい!」という気持ちだけでアイデアもぽんぽん出せていた。けれども、1ヶ月半課題に追われる毎日を過ごしてきて、 すごく楽しいことには変わらないけれども、疲れが徐々に積み重なってきていて、アイデアが出てこないのに時間だけが過ぎていくことが増えてきた気がする。そして、全てが自分の将来に繋がるというプレッシャーがあるから、「もっと頑張りたい。けどこだわりきれていない。それなのに時間がない。」と思うことが増えてきた。

クラスメートもみんなそうなようで、
普段とっても真面目なのに、寝不足から授業中うとうとしている人、
休日もパートナーとの時間が取れなくて喧嘩してしまった、という人や、
急に熱が出たり体調を崩している人も増えてきた。
それぞれみんな戦っている。

焦りを感じながら課題をしているとき、ふとあることに気づいた。

私、ちゃんと息をしていない時がある。
目の前のことに集中しすぎて、深呼吸が出来ていない、落ち着いていない。

そう思ったときは、まずは息を深く吸って、
吐いてみる。

はーーーーーー。

深呼吸する時って改めて考えてみるととても不思議で、身体の力が一気に抜ける、新しい空気が入ってくる感じがする。それと同時に、知らぬ間に肩の力が入りすぎていることに気づかされる。

私は、今ずっと学びたかったデザインを勉強できていて、
周りもとてもモチベーションが高くて前向きでいい人たちに囲まれていて、
夢の中を生きているはずだ。その状況を疲れや焦りで楽しめないのは一番もったいないんじゃないだろうか。

そう思うようになってから、一回「焦ってるな」と思う瞬間があったら、息を深く吸って、吐いて、目の前のことから離れるようになった。

今も課題や「いかにいいものを仕上げるか」という自分の気持ちに追いつめられそうになるけれども、これを乗り越えたらいい景色が見えるはず。留学で学ぶことは、デザインのスキルだけでなくて、新しいものを生み出さないといけないプレッシャーとどう戦うか、ということも含まれるんだなあというのが今週の気づきでした。

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