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初めての生理にまつわる話

久々にnote書くか〜ということで、自分に初めて生理が来たときやそれにまつわる話を書きます。
随分昔の事だから曖昧ですがお付き合いくださいませ。

小学5年生の5.6月くらいだったと思う。
元々お腹が弱く、よく下痢や腹痛に悩まされていた。十中八九ストレスが原因だった。
いつものようにお腹が痛くてドロっとした感覚があってトイレに行ったらパンツが赤黒く汚れていた。
排便も排尿とも違う感覚があり、トイレットペーパーで拭くとパンツの汚れと同じ赤黒いものが付いた。
その時、一瞬でこれまでを理解した。
母親と一緒にお風呂に入った時の血、
テレビのナプキンのCM、
実家のトイレの物置に置かれていたナプキン、
今まで身に降りかかってなかった事が全て自分に繋がっていた。
私は身体の成長が早い方だったので、まだ誰からも生理について教わる前に生理が来た。だから身構える事も出来なかった。しかし形式立って教わらなくてもそれまでの経験で分かることもある。

生理を理解して私は泣いた。
それは身体への変化による恐怖なのか、大人になることの怖さか、女を意識する事への罪悪感か、いろんな感情が渦巻いてトイレに篭った。不可逆変化が嫌だった。
とりあえず棚にあったナプキンを使った。
母親にはまだ言えなかった。

数日経って私がトイレにいる時に近くの洗面所に母親がいたので、意を決して泣きながら使用済みナプキンを見せた。
何を言われたのかは覚えていないのだが、とにかく母親に知られるのが嫌だった。しかし伝えねばとも思っていた。だからなってすぐには言えなかった。
あの時母親は使用済みナプキンをどう思ったのだろうか。教えてもいない生理やナプキンについて。

また、生理が来て半年くらいの時、親戚のおばさんが母に「もう生理来てんの?いつから?」みたいなことを訊かれて会話をしているのを聞いたのも嫌だった。
私の身体の話を他人が無遠慮に話すからだ。

とにかくいろんなことが嫌だった。


どうして当たり前に来る生理に対してこれ程までに嫌悪感を抱かねばならなかったのだろう。傷つかねばならないのだろう。

貴女の初めての生理はどんなでしたか?
今の子どもたちはどうなんでしょうか?
どんな風に生理と向き合わされているのでしょうか。
当たり前の生理現象に傷付く人が少しでも減る事を願っています。


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