延命を続けることが生きること

1年先の予定が私にはない
半年先もないな
3ヶ月先くらいまでしかない
それまでは死ぬのは困るな、程度の。

10代の頃手帳に漫画の発売日とライブの予定を書き込んだ
予定というよりこの日までは生きていようという指標みたいなものだった
それは今も変わらない
この予定までは、と日々延命を続けている

よく死にたい人には宝くじを渡すと良いなんていう
当選発表の日まで生きるだろうということだ
私にとって予定はそんな感じの立ち位置だ

欲しいものもそりゃ望めばある気もするけど十分だと言えるし、やりたいことも大体やった気がする
自分のこともなんとなくわかった気がする
その上で、もういいと度々思う
もう心の寿命は来ているとわかっている
身体がまだまだ追いつかないだけだ
というかこの身体でこれ以上何かをやれる気がしない
摩耗している
治療した側から壊れていく
積むたびに崩れるブロックのようだ


私は正常で世界の方がおかしい
そう思う方がまだマシかもしれない
死ぬ勇気などないのだから

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