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そろそろやめませんか?「一等賞取ったら○○買ってあげる」を

この記事は偏差値70の高校に入学した息子を持つ母の、汗と涙の泥臭い子育ての日常を幼少期からご紹介するものです。 また子供の成長に合わせてその時々の参考にした先生方の本も紹介もしております。ご紹介する先生方の意見を参考にしつつ乗り越えてきたエピソードを面白く、時には甘酸っぱく?ほろ苦く?書けたらいいなーと思っております。どうぞよろしくお願いします。m(__)m


ケーキは別でm(__)m


我が家の子供はテストで上位の10位以内だと 

ケーキを買うことに決めています

これは1位でも10位でも ケーキ1個

ユウが高校に進学を決めた時も 特別にケーキ2個でした(^^;)

これはここに引っ越してきたときに 見つけたケーキ屋さんが

思いのほか美味しすぎたので

思わず頑張ったから ○○のケーキ買おうか(*^-^*)

と言って買ったのがきっかけで

これ以上もなければ これ以下もない

我が家の幸せ時間です

因みにケーキは ユウが中2の頃から 10位以内だった時に3個買って

家族3人で食べます そうです私と モモの分も買うということです

なのでケーキは3個です 

ユウが頑張ったんだけど モモもおこぼれに預かります

まあ なんだかんだ 誕生日やひな祭りや 端午の節句など

食べる機会はあるけれど テストの結果で と こじつけて

ケーキを買うというついでがあるだけで

子供たちは それも理解しつつ 

ユウは 僕のおかげやで!みたいな感じで 誇らしげにケーキを食べます 

この春からはモモも頑張ってるので 

モモも 私のおかげやで!と思ってケーキを食べます

私はずっと前から 私のおかげやでって思ってます(*^^)v

なのでそれぞれが自分のおかげやで 

みたいな顔をしてケーキを食べてます

変な家族です(*^-^*)

我が家では上限がコレと決めたせいかどうかは分かりませんが

それなりにモチベーションは保たれていると思います

しかし、、、、、

上限どこ?


友人から聞いたのですが

ある男子生徒のご家庭が お金に余裕があるようで

1回のテストのご褒美が 平均点以上をとれば1万円だったそうです

かなりのハードルの低さ! そして対価の高さにビックリします

小学生の頃はもう少し少額だったようですが(>_<)

霜降り明星の粗品さんの言葉を借りると

よほど 実家が太いって言うんでしょうか?

けれどそれにしてもハードルが低いのでは?と思ってしまいます

他人の家庭のことなんて どうでもよいのですが

その子だけじゃないんです

○○高校に受かったら (今既にあるのに)スマホを買ってあげるとか

その少年は ○○高校に浮かったら 100万円あげると言われて

その高校に落ちたそうです

その少年が100万円を餌に やる気になったかどうかも疑問ですが

100万円をかけて落ちたことを 彼はどう受け止めてるんでしょうか?

この先 社会に出た時に 何をモチベーションにして仕事に就くんでしょうか?

この少年はそんな話をわりと 軽くみんなの前で話していたそうで

そこには何が起こるか?

彼のお小遣い目当てに 友達面らした友達が群がるそうです

誰も彼のことを友達と思っていません

彼は親からのお小遣いを餌に 友達に宿題を頼むこともしばしばあったとか

これでは中学時代の多感な時期に 感じないといけない

痛みや 苦しみ 風 匂い 知るべきだった青春の尊さを知らないまま

過ぎてしまったように思います

きっと彼は最初からそうではなかったんです

最初はいつも親なんです

偉そうにすいません でも親になれた大人たちにお願いします

子供のためにと思って 人参吊るすのやめましょうよ

そのうち1本では走れなくなっていきます

どうか子供自身の成長意欲を阻害するようなことにならないように

考えていただきたいと思います


子供の意見を無視?


私の姉の話です

長男が勉強が苦手な子でした

特に運動が好きなわけでもなく おとなしくて

ゲームが好きな男の子でした

中学に入って 野球部に入るのですが

小学校の時よりもさらに 勉強に対するアレルギーが出るようになり

テストの点も取れなくなっていきます

姉なりにいろいろ試してみるのですが どれもうまくいかず(-_-;)

夏休みに入ったころでしょうか

野球部の顧問に 直接電話して退部を決めてしまいました

本人の意見も聞かず(-_-;)

ここからです 本当にしんどかったのは

彼は学校には行くのですが もう気持ちがしんどくて

唯一 友達と野球していた時間が中学生活の活力だったのに

それを失ってしまい そのうえ一緒に野球をしようと

誘ってくれた友達も失い

急に孤独戦うことにもなってしまいます

こうなると もう勉強なんてする意欲がわくはずもなく、、、

結果公立高校には無理だと言われ

私立高校専願で入れてもらうことになります

同じそこに行くならせめて 友達とキャッチボールして

スポーツ根性くらい真似してみてもよかったのに、、、

こうなるわけです これ本当です 実話です

姉も長男のことを思った末の行動だったんですが、、、

当時の私は独身で子育てのことなんて考える余地もなく(-_-;)

姉の判断が良いか悪いかより ただなんとなく

私自身がバレーボールでやってきたことをふり返って

そんなに簡単に野球辞めさせていいの?って言ったことを覚えています

でも何の責任もない私の言葉に効力はなかったです(*_*;

そして今あの時にタイムスリップ出来るなら

彼に野球を続けさせてほしいとお願いします

言い方は悪いですが

どうせ勉強なんてしないのだから(^^;)

こんな話をすると いつも思い出す人物がいます

それもあるお婆さんなんですが 私の趣味があって

そこでの そのお婆さんの話です

その日はそのお婆さんが お花を生ける当番の日でした

そばで ジーと見つめる私に

お婆さん:お花はね 自分がどっち向いて刺してほしいか知ってるのよ

私:えっ どういうことですか?

お婆さん:例えばこのお花はね この角度に入れて欲しいって聞こえるのよ
だから私が勝手に反対方向へ生けようとすると キレイな顔を見せてくれないの 本当に不思議よ 私が生けてあげるって思うと全然まとまらなくてね

少しうなづくと また

お婆さん:人も同じやで 自分が生きる道はだいたい分かってるから
無理やりなことは出来ないんよ 好きなことして生きたらいいの
勉強はそこそこ 大切なのはそこじゃないから

あなたもそのうち人の親になるでしょう
子供はね自分の花を知ってるから 余計な手間かけたらあかんよ
手間かけ過ぎた子は幸せになりにくくなるから
放っておかれた方が勝手に幸せになるもんなんよ

私には子供がいないから 他人様の子供のことをよく見てきたけど
いつもそう 放っておかれた子供の方が勝手に幸せになってるわよ

そんなことを言いながら 1本ずつ花の声を聞きながら

生けていくお婆さんでした

このことを今でも覚えていることが自分でも不思議です

もう30年位前のことなので(^^;)




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