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エネルギーカーブが描きたくて、冬

「おれのピークは小4だったよ」

オンラインで飲み会をしていたときに、画面越しに彼はぼそっと
つぶやいた。お酒も入っていたから、何の脈絡もなく彼は
「人生のピークストーリー」を語りだした。

クラスで一番足が速かったこと。公文のカリキュラムが中学生レベルまで進んでいること。バレンタインの話。

いずれの話も聞き流しながら、今はすっかり頭髪も薄くなった愛すべき親友の話に耳を傾けていた。

自分のピークはいつなのか

彼の武勇伝を聞きすすめるうちに、昔やったワークを思い出した。
藤原和博氏の「坂の上の坂」という本を読んで実践したのだ。
人生のエネルギーカーブを描くというものである。

今まで生きてきた出来事、紆余曲折も含めて人生のエネルギーは
上がったり、下がったりしているもの。

横軸は人生の歩み。そして縦軸は、そのときどきのおける人生のエネルギー量を示す図。左隅を0歳で生まれたときのスタート地点とすると、さて、みなさんはどんなグラフをお描きになるでしょうか。
                ポプラ社 「坂の上の坂」藤原和博より

数年前に読んで自分自身のワークの結果は・・・・・・。

一番右が理想なような気もする。年齢を経れば幸福度が上がるというもの。
一番左が紆余曲折があるパターンだろうか。

上の図にはないが、多くの方は山なりのカーブを描いたかもしれない。
二十代から40代にかけてピークとし、その後は若さを失って衰退していく
イメージだ。

自分もピークを描こうとしたが、何度やってもうまくいかなった。
いまの時点での「エネルギー量」を相対的に評価することができなかった。

これを書いたときは、中間管理職になったばかりだったので、今考えうるピークかもしれない。子供ができたら、またガラッと変わるかもしれない。
出来事のエネルギーの評価の物差しが頭の中で構築ができず、そのときは断念した。自分の人生のピークがいつなのかはわからなかった。



描くカーブを増やそう

今となっては、もうひとつ感じることがある。
カーブは「ひとつじゃなくていい」ということだ。

上手くいった出来事、だめだった出来事。当時は意味が
分からなかった出来事。
それらすべて、人生全般というグラフにまとめてしまうのは
ちょっと窮屈な気がする。

仕事、家庭、趣味様々なコミュニティーに所属していたり、
様々なジャンルに挑戦しているだろう。

それぞれのジャンルで様々なカーブを描いてみてはいかがか。
ビジネス、キャリアというカーブが上手く描くなくても、趣味や家庭のカーブが思い通りにいっていたら、バランスが取れる。

家庭のカーブを描く自分。
仕事のカーブを描く自分。
趣味のカーブを描く自分。

それぞれの自分のカーブをバランスよく描ければ、メンタルも安定するし
生きやすくなるのではと、ふと感じた。

ピークはいつなのか、わからないけれど上がったり下がったりしていくのが
やっぱり楽しいな。

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