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宇都宮の誇り〜ザ・グランドスパ南大門【サウナリーマン日記第46話】

ずっと行きたかった施設のひとつ。
誰だって、サウナーならきっとあるだろう。

日帰りで行けるサウナ旅。
東京から離れて、日常をリセットできる場所を
ひたすら求めていた。

気合を入れて新幹線や高級旅館を予約するほどの気力はない。

ただきまぐれに適度に「現実逃避」したい。
それだけだった。

そんなときに出会った「青春18きっぷ」
このきっぷを購入してから
というものの、この施設に恋焦がれていた。

鈍行電車に揺られての旅。
すごく素敵なプラン。
ただ現実的な体力面での相談が必要。

1日あたり約2,400円で日本全国行けるといっても、鈍行の電車に座って、
移動できる体力には限界がある。

もう若さに頼って、ノープランで勇気だけで電車に飛び乗るわけにはいかない。

東京からに「非日常」を味わえる場所。
それだけを求めていた。
いろんな打算を折込で、湘南新宿ラインに
乗り込んだ。

そしてやってきた宇都宮駅。
東京から新幹線だと往復約10,000円だが、
青春18きっぷパワーで4分の1以下に。

ありがたい。

宇都宮駅から約7,8分のアクセス。
送迎バスがあることには後から気づくものの、
灼熱の照りつけの中、
汗だくでの行きの歩きは
心地よかった。

受付は日曜とは思えない静けさ。
ゆっくり時間が流れていた。間違いない。
エリア柄、ロッカールームも含めて1人あたりのスペースがとにかく広い。

期待に胸膨らませ、大浴場へ向かう。

宇都宮唯一の、希少な源泉100%の掛け流しのお風呂を満喫。
何種類のお風呂があるだろう。

市長が名付けたという「不老長寿の湯」につかり、テレビで
大谷翔平の22号ホームランを眺める。
露天では、男たちがすべてを忘れて、
岩の上に横たわり
再び前を向こうと癒やしを
求めているように見えた。

ドライサウナは、
中温と高温スペースの丁寧な案内あり。
北関東最大級を謳うだけあり、
圧倒的な広さがそこにあった。
テレビのボリュームは少し高めで、広いサウナ室のどこにいてもはっきり聞こえる。

ただ座るスペースにより、
温度感の違いは顕著。

高温スペースに入れば、何も気にならない。
むしろ檜の香りが心地よかった。


高温スペースで短時間で汗だく。
水風呂も2種類あって充実。
少し奥まったスペースにある低音の水風呂が
玄人感をくすぐる。


はるばるやってきた南大門。
これだけでは終わらない。


10メートルを超える温水プールも完備。
きっと子供がいたら、浮き輪やビート板を携えて楽しい時間を過ごすことも可能だろう。

筆者が訪れた当時は午前中だったこともあり、
静寂な温水プールの風景がそこにあった。

備え付けのビート板だけを携え、
プカプカ浮いている私。

日曜の午前中に40手前のおっさん達が
水深たった90センチのプールに恍惚としている
風景はどんなにシュールであろうか。

この動画を見れば、このプカプカ感も
伝わるだろうか。

なんだ、この施設は。
素晴らしい。
掛け流しの露天風呂も含めて
1日中いられるではないか。

なぜ宇都宮に私は生を受けなかったのだろうか。

プールでオッさんがビート板を抱えて
浮いているのはさぞ滑稽であろう。
でも他人に迷惑をかけずに楽しんでいるのだ。
許してほしい。

この驚きはここにとどまらない。
レストランスペースも充実。

究極のサウナ飯のカルビ麺。
辛くて美味しくいただきました。



店員さんの対応も素晴らしく
素敵な休日を過ごせました。


ありがとう、ザ・グランドスパ南大門。
遠征する価値のある施設です。
今度は泊りがけで来てみたいぞ。

皆さま、よろしくお願いします。

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