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大好きなあの匂いと爆風オートロウリュ〜朝日湯源泉ゆいる〜【サウナリーマン日記第32話】

連休の初日。
悪い癖だ。

サウナに行くのは決まっているくせに
行くところは決めていない。


ダラダラして気がつくと、時間が経っている。
いつもの馴染みのサウナに
行くのもいいんだけれど、
今日は何と言っても連休の初日。

足を伸ばしたい。
動かないという手はないのだ。
かつて「サウナイキタイ」ボタンを
押してきた施設をピックアップ。

スライドすればするほど、イキタイ数の
大きいところに注目してしまう。

よし、行こう。
そんな思い切りが大事だ。
雨の中の億劫な気持ちを
少しだけ強引に振り払い、
家を飛び出す。

電車に飛び乗って川崎駅へ。
雨の中、バスロータリーは人で
ごった返していた。

ここからバスで10分ほどかけて
やってまいりました。

やってきました、
朝日湯源泉ゆいる。

ほんと豪邸みたいだった


さまざまな先人達の
話題になっていた施設の一つである。

施設の自動ドアを通過した瞬間。
あっ来てよかった。
そんな気持ちで満たされる。

大好きな香り。
アロマとかじゃないんです。
新築の建物の香り。
そう木造のやつ。
私、これがすごく好きなんです。
フェチってやつなのかもしれません。


リニューアルされたばかり
ということもあってどれもが新しい。
期待に胸膨らませ、2階の大浴場へ。
どこか友達のお金持ちの大豪邸を思わせる
内装もいいんだ。


入り口くぐると、いきなり両サイドに
それぞれのサウナが。
アウフギースサウナとロウリュサウナの
ダブルサウナ体制のようだ。
ちょうどアウフギースが行われており、
ガラス越しに中の様子が
伺えるようになっていました。

オートロウリュの爆風は突然に


身体を清めると、まずはロウリュサウナへ。
オートロウリュになっていると聞いて
いたので、まだかまだかと待ち侘びる。
のちほど聞いたところによると、
30分に一度とのことだ。

そして、今までの施設と同様に
サウナストーブにスポットライトが当たる。
来たぞ、来たぞ。

あれ、おかしい。
おかしいぞ。
かなりの間、スポットライトの時間がある。
もう個人的な感覚でいったら、
他のオートロウリュ
サウナの2倍以上の時間感覚。

はじめてだった私は、故障したのでは
ないかと疑うほどだった。

しかしその瞬間。
まるでダムが決壊したかのような
圧倒的な噴射がサウナストーン達を挑発する。
彼らを本気にさせてしまったら、
もう時間はいらない。

沈黙の超熱波。
こんな言葉でしか、表現できない。
数秒後に最上段に座っていた勇者3名が
まるで申し合わせたかのように、
同時に席を立った。

こんな光景が30分ごとに
繰り広げられているのだ。

恐るべし。
そんな爆風に蒸されたら、
あとは水風呂へダイブするしか
我々には選択肢は残されていない。

その深さは首都圏随一の深さ150センチ。
15度前後のやや低めのひんやりな水風呂。
一気に熱が奪われる感覚が心地よい。

そして珍しい外気浴専用スペース。
雨の音と少し肌寒い気温が
しっかり調和してととのっていく。

そして締めは川崎区初の
1200メートルから掘り当てたとされる
天然温泉にがっつりつかりました。

もう一つのアウフギースサウナは、
ヤングなサウナーのメンツに圧倒され
タイミング合わず参戦できません
でしたが、次の楽しみにとっておこう。

新築の匂いに囲まれて居心地の
いい空間でした。

朝日湯源泉ゆいるよ、ありがとう。


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