記事一覧
【ホロオルタ考察】ウェスタ・ルアとローマ神話
ウェスタ / Vestaローマ神話において炉、家庭を守護する女神ウェスタ(Vesta)。ギリシア神話におけるヘスティアに相当し、炉に集う家庭を守る暖かい神だが、その本質は国家鎮護にある。都市国家であったローマを「大いなる家」とみなし、その存続の必須条件であるとしてウェスタに使える巫女は玉体たる聖炎に純潔を誓った。これは国家に保護されるうえ結婚等の義務の例外を認められる国家公務員であった。その影響力
もっとみる天音かなた「おらくる」MVのモチーフまとめ
デルフォイの格言古代ギリシアの聖域デルフォイの神殿は神託の一大産地であり、政治方針にまでも影響を与えるほどだったという。その入り口には入場者に言い聞かせるように三つの格言が刻まれていたとされる。それが「汝自身を知れ(γνῶθι σεαυτόν)」「過剰とは無である(μηδὲν ἄγαν)」「誓約を建てれば破滅はすぐそこにいる(ἐγγύα πάρα δ᾽ ἄτη)」であり、全てMV内に確認できる。
【考察資料】ミスラ(ホロオルタ)を念頭に置いたミトラス教神話のキュモン系列解釈について
はじめにCOVER社製作中のゲーム「ホロアース」は、ホロライブ・オルタナティブの一つの世界線の物語だという。さて、ホロライブ・オルタナティブには、公式PV第1弾から「ミスラ(Mithra)」というキャラクターが登場している。彼女は「ホロアース管理AI」や「自律型統合支援AI」と名乗っており、開発途上のホロアースでも最初期からロビーに佇んでいた。彼女についての現行の情報は非常に少なく、そのことがホロ
もっとみるヤマトのカタカナ言葉と日本語の対応【24/3/29更新】
「Holoearth Chronicles Side:E ヤマト神想怪異譚」には、世界観特有の用語を区別するためかカタカナに置き換えられている単語が屡々登場する。その多くは日本語であり、大半が神道関係の用語に当てはめられるものである。この記事では、それらを一度列挙していこうと思う。ただし、作中用語としての語義は考証不能の為記載されず、元よりカタカナの外来語などは記載されない。
クダギツネ
管狐
ホロライブ・オルタナティブにおいて使用される文字
アース文字アース文字はホロアース内など多くの場面で見られる独自文字だ。現実におけるアルファベットと置換が可能であり、それらの単純な再図案化であることと用例の多さから早期に解読が行われた文字の一つである。
投稿現在の未判明文字: F / Q / X を表す文字
ヤマト文字ヤマト文字は主に「ヤマト」と呼ばれる地域にて使用される文字で、現実における日本語との置換が行える。字形はカタカナの再図案化が大半
【今日の資料】
ミスラがパスファインダーに語り掛ける際のアプリは「HOLOSCOPE」。ホロスコープは西洋占星術で使用する重要な道具で、様々な天体が刻まれたこの図を覗いて個人の性質を占う。古希語における「Hora(時)」+「scope(見張るもの)」を由来とするとされる。
【ホロアース考察/妄想】ミスラとミスラ神【画像量注意】
COVER社は、自社の看板であるVTuberグループ「ホロライブ」から派生させた「ホロライブ・オルタナティブ」という企画を展開している。考察記事のためこのあたりの説明は省くが、ざっくりいえば「VTuberのキャラクター設定を活かしてもう一つの物語を展開する」ファンタジー世界観と、それを表現する作品群の事をさす。その作品群の一つを形成するのが、開発中のメタバースであるホロアースだ。
ホロライブ・オ