北海道旅行記　Part6 last

2024年4月14日 20:07

そうか、、、
今まで、島に訪れることが多かったからか
行った先の地にご挨拶するような気持ちを忘れていた。
島だと、場やそこに住まう人のエネルギーが強くて、
自然と土地と結ばれるような気持ちになる。

新千歳空港へは飛行機で1時間半で到着し、
空気感があまりにも埼玉と似ていて、
緊張しながら運転していたからか
すっかりと土地と結ばれることを失念していたのだった。

最終日の夕食でそんな話しになり、
ホテルに戻ってから、
二人で土地にご挨拶と感謝を送り祈った
そして、ご挨拶が遅れてしまったことも。

翌日も早朝から行動を開始して
気持ちも切り替わり
最後の望みである公園へと向かう。

着いてみたら、またまた広い公園。

どっち方面に歩きだすかを決めなくてはいけない。
ここは、楽に舵取りを任せ
当初予定していた川沿い遊歩道を歩くのをやめて、
どことなく遠くからドラミングや
鳴き声が聞こえる方向へと歩きだした。

朝も雨が降っていたようで、木の枝に溜まった
雫が、一粒、一粒、、

太陽に照らされて、ひかり輝いていた。
私は一人、しばしこの場所に魅了されていた。
なんて、、美しいのだろう。

涙がすっっと頬を伝った。

白樺が立ち並び、この場所に来られただけで
何もいらないような気持ちになる。
もう、何も後悔はないくらい。

そんな中、先に進んでいる楽に追いつくと
キタキバシリが目の前に。
観察して写真を撮っていると、
地元のバーダーさんに話しかけられて、
色々とこの公園のことを教えてくださることに。

時間が限られている私達には本当に有難い存在でした。

そんなこんなで、歩いて回っていると

大きくけたたましい、
キョーーーン
という鳴き声が響きわたっているではないですか。

クマゲラだ！！

興奮が覚めやらない中、落ち着いて
静かに足を進めると、、
目の前に、、あの、ずっと見たかった
クマゲラが、、、涙

この喜びといったら、、
中途半端な時間で、普段ならこの時間には
なかなか見られないよ。と、
毎日通う地元のバーダーさんが言っていたから、
どうなる事かと思いましたが、、、
目の前に現れてくれたのです。

心が震えるし、
それを、楽と共有できることも嬉しい。

そして、びっくりしたのが
横で観ていた女性が、昨年の夏にツツドリを
みていて知り合いになった方。
特にシーズンでもない時期に、
同じ埼玉から来た方とばったり会うなんて、、

その方とも、喜びをわかちあって、、
誰かと、喜びを分かち合うとしあわせが
増幅するものです。

旅行最後の日。
この日を終えてでてきた言葉は

最後まで希望は捨てず、
最後まで、諦めないこと。
夢中になること、、、

行動しないと見られないから
結果じゃなくて、行動したからわかるから。
失敗や行かなきゃ良かったじゃなくて
行ったから、
次の行動に繋がるんだっていう事。

そして、うまくいかない時は
自分の行動や心を顧みること、、、

この旅を通して、
また一つ、生きることを学んだ楽と私。
旅のプロセスは、
人生の進化のプロセスなんだよ。きっと。

ここまで読んでくださった方が
もし居たら、、
本当に嬉しいです。

今回の旅行記これにて終了。
お出逢いくださった方々や場所、
自然界のすべてに、、、
旦那さんにも、、

本当に、、有難うございました🕊️
心より、感謝いたしております。

多謝

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