日常の面倒なことを見つける
前回は課題の発見・絞り込みが良いプロダクト開発のスタートだ、と書きました。【参考】ビジネスにUXデザインをどう活かすか
このうち、局所的な課題発見トレーニングとして日常の中にあるちょっとした不満を書き出してみます。本来はこれらを時系列に並べたり、既存の解決方法を調べたりして、本質的な課題を定義し直していく段階を経たりしますが、まずは課題発見の視点を得ることが必要です。
簡単に描いたイラストものせています。絵にすると、今後人を巻き込んで議論をしていく上で有用なのでこちらも参考まで。(今回はiPad ProとApple Pencilを使用)
1.茶碗の裏にたまる水
食洗機は汚れた面を下向きにセットしますが、乾燥機能のあとでもここは水が溜まっています。最適な角度を日々研究中です。
2.飲みかけのワイン
夫婦2人でフルボトルは、体調次第ではちょっと余ります。空気を抜いて置いてみても、すぐに飲まないから忘れがち。
3.扇風機の隙間
子供が小さいので指が入らないように防護ネットを付けています。
4.子供の髪を乾かす時間
大切な親子の時間と言えますが、1日5分としても365日で30時間を超えます。仕事する時間で考えると約4日休めます。
5.サンダルにたまる水
雨の後、水が溜まっているところを履いて最悪な思いしたことありませんか?
6.洗濯物の仕分け
下着類とタオルは乾燥機OK、それ以外は外に干す家庭内ルールにより、暗いドラムの中をゴソゴソと弄ります。たまに干すべき物を乾燥機にかけてしまい怒られ、精神的にも負荷が。
7.複写する書類に印鑑
この世から印鑑なんか消えて欲しいんですが、修正箇所に二重線を書いて押印も同様に面倒です。
8.失踪する傘袋
上着のポケットから後日出てくることが多いですね。
9.失踪するリモコン
リモコンの定位置があるんですが、子供のおもちゃになっており失踪する模様です。
10.ソロ活動をはじめる靴下
「同じ靴下をたくさん買う」という解決方法を教えてもらったので今度5足くらい買って一新します。
11.進歩しない魚肉ソーセージの開け方
企業の方には本当に申し訳ないんですが、一生のうちで一度も成功した覚えがありません。
12.本の帯の処遇
中古で売る時はあった方が良いんだろうなと思いながら、だいたい捨てています。そもそも帯つきを喜ぶ人ってどれくらい存在するんですかね。
13.溜まった貯金箱の処遇
銀行に持っていけば良いんですけどね。途中から大きい缶に移して5kgくらいになっており、もう逆に誇らしいというか。
14.すぐ溜まるレシート
個人事業主、経営者の方にはわかってもらえるかと。原本捨てて良いという噂を聞きましたが本当でしょうか。
15.汚れたままのスニーカー
洗えば履けるんですが、洗うのが面倒だからそのまま。。。
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日常の中の課題を見つけるトレーニングとして不満を書き出してみました。
こうしてみると、簡単な解決策や同様の悩みを解決した商品がすでにあることがわかります。
いずれにせよ課題の発見 → 既存の解決策の調査までを習慣にしてみましょう。より優れた解決策があれば勝機かもしれませんし、今回のような局所的な課題の発見は今後の様々な考察の素材となります。
それでは
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