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ティーペアリングで、マインドフルネス

ワインの世界では、料理に合わせてワインを選ぶことが当たり前に楽しまれています。

これは「ペアリング」や「マリアージュ」と呼ばれています。

ペアリングの本来の意味は、「ペアになる、対をなす」ということ。たとえ個性の違うもの同士であっても、お互いのポテンシャルを引き出して調和させることで、新たな可能性が広がります。

これはワインだけでなく、お茶にも当てはまります。食べ物に合わせてお茶を選んだり、複数のお茶や素材をブレンドして合わせることを、「ティーペアリング」と言います。

私が提案する「石司麻美式ティーペアリング」は、お茶を料理に合わせるのはもちろん、お茶を人(自分自身や相手)に合わせたり、個性の違うお茶とお茶を合わせたり、お茶を物に合わせたり、お茶を通して様々な人や物との調和を目的としたものです。

正反対の個性や異なる性質も、「好き嫌い」「良い悪い」などで決めつけず、組み合わせる物同士の背景を見つめ、感謝の気持ち(愛)を持って向き合うことで、無限の可能性が広がるのです。

マインドフルネスをご存じですか?

マインドフルネスとは、頭の中の雑念(常識や決めつけの思いなど)を一旦脇に置いて、今この瞬間の自分の感覚に集中すること。
そうすることで、普段、滝のように流れ込んでくる様々な情報にかき消されている自分本来の感覚を呼び覚まし、ストレスが浄化され、心と体が整っていきます。

世界各国では医療分野をはじめ、アップルやグーグル、フォードなどの大企業が社員研修の一環としてマインドフルネスを取り入れているほど、新たな健康法として注目されているものなのです。

しかし、マインドフルネスのやり方は、一般的には「瞑想」という形で行われるため、日常の生活に取り入れるのには難しい、という面もあります。

私はティーペアリングを研究する中で、自分の好き嫌いや決めつけを一旦脇に置いてお茶と料理、お茶と人、などのペアリングを行うことは、まさにマインドフルネスだ!と感じました。
そして、ティーペアリングを食生活に取り入れれば、毎日3回の食事の中で誰でも気軽にマインドフルネスを行うことができる!ということに気が付いたのです。

「味わう」+「マインドフルネス」=味わいフルネス

石司麻美式ティーペアリングの基盤となっているものが、私が独自に考えた「味わいフルネス」という手法です。

味わいフルネスとは、食べ物や飲み物を口に入れて咀嚼する際、時間経過の中で変化していく味や香りを以下のように感じていくというものです。

1.食べ物を口に入れた瞬間の味と香りを感じる
2.数回咀嚼し、1から変化していく味と香りを感じる
3.さらに咀嚼し、その食べ物の素材の味わいや食感を感じてみる
4.飲み込んだ瞬間の味、香り、喉越しを感じる
5.後に残った余韻を感じる

上記の流れで味わいをきちんと感じるためには、しっかりと咀嚼することが必要です。

咀嚼とは、単に食べ物を「噛む」というだけでなく、「物事の意味などをよく考えて十分に理解し味わうこと」でもあります。

食べ物をきちんと咀嚼し、その背景や作り手の方の想いも理解し味わうことができれば、単に自分の好き嫌いや思い込みで判断せず、個性を受け入れる気持ちが広がります。

結果的に、味覚力が上がることで感性である五感が磨かれていくのです。

食事の際、たったひと口でも良いので、こういう意識をする習慣を持つと、味覚力が上がり、感性磨きや健康につながっていくのです。

より詳しい味わいフルネスのやり方はこちら

以上のことから、ティーペアリングを通して、頭、心、体の健康が実現していくのです。

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