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東洋医学 気の思想

こんにちは。

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わたし自身が東洋医学にとっても救われて今があるので

たくさんの方に知っていただきたいし

必要な方に届いたら良いなと思い活動をしています。


さて、本題に参りましょう。

東洋医学は主に中国古代のものの考え方であり

中国伝統医学とも言われ

『黄帝内経』という書物が元となっています。


世界は「気」で成り立っていると考えられています。

私たちが良く使う「元気?」とか

「気を遣う」、「気疲れする」なども気です。

日本には漢字があるので

中国の考え方は比較的文字を見ると理解しやすように思います。


中国は大地も広大で大きな川もあり、自然や水が豊かな国です。

気の思想の発端は「水の変化」では無いかと考えられています。


水は温まると蒸気となり天に昇ります。

天に達すると冷えて水となり雨となって大地に降り注ぎ

川となって流れ、さらに冷えれば固まり氷となります。


この変化のあり方を万物に及ぼして考えてみます。


たとえば

冬に凍てついた大地は

春になると緩み陽炎が立ち上ります。

これを「土の中の水分が蒸気になった」と捉えるのではなく

「大地が温かさで緩んで蠢き出し、活動を再開する」と捉えるのです。


世界のあらゆるものはこの「気」の混ざり具合や体積の差と捉えます。

見た目が様々であっても

共通する「気」の基本的な性質は同じであると考えると

ある程度予測が可能になるというわけです。


まず自然界を例に挙げましたが

人体にも同じ事が起こっていると考えられています。


「気」が集まり形を成しているものが人です。

構成している「気」が集まっても固まってしまわず

かと言って散ったり蒸発したりしてしまわない

ちょうど良いバランスを保っているから

人として存在でき生きて活動ができます。


そしてここからがわたしがとても興味深いと思うところなのですが

それは身体だけでなく精神活動においても関係があるとされているのです。


たとえば

今のように自粛生活が長く続き、鬱々として楽しめないでいるとします。

これは「気」が停滞している状態=気滞 であり

これが溜まりに溜まって限界に達すると「怒り」と言う感情となって現れます。


さらに

「考え方」により身体の中に「気」の変化が生じ

それは特殊に変化し「吐く息」となって「声」となり

「声」が組み立てられて「言葉」となり発せられます。

こうして身体の「気」は制御されると考えられているのです。


人はこの「気」が形を成しているものと考えるため

「気」の循環や変換が滞りなく行われている状態を健康考えると

鍼灸マッサージや漢方などで「気」を調節する事が可能となります。


東洋医学では「気」が滞りなく流れることが健康であるとされているため

滞ったところを流れるようにするのが治療となります。



いかがでしたでしょうか。

「気」のイメージ掴んでいただけましたでしょうか。


個人的にはドラゴンボール世代なので

元気玉、スーパーサイヤ人、かめはめ波のイメージが強いのですが

ただ存在しているだけで「気」を持っていると言うことなのですね。


ここでは主に中国伝統医学の考え方を綴って行きますが

アーユルヴェーダや他の療法の考え方にも通じるところがあり

興味深いなぁと思っています。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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ではまた!



*この記事は今は絶版になってしまった

「よくわかる黄帝内経の基本としくみ」を参考にさせていただいています。

素敵な本をこの世界に送り出していただき巡り会えたことに感謝です。

ありがとうございます♡

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