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【血管老化】ゴースト血管が40代からじわじわ始まる兆し


はじめまして、薬剤師の宮本です。
今回は、「老けと万病の元になるゴースト血管」の内容を紹介します。

ここ数年、「毛細血管」が老化や病気に及ぼす影響が注目されています。
毛細血管が傷んで減少し始めると、体の機能が損なわれ、見た目の老化やさまざまな病気につながります。

毛細血管の重要性とゴースト血管を防ぐ方法が理解できます
それでは本題に入りましょう!

■そもそもゴースト血管とは

毛細血管は、その名の通り毛のように細い血管で、太さは頭髪のわずか10分の1程度です。

動脈や静脈のような大きな血管に比べると、微々たる存在だと思う人もいるかもしれません。
しかし、毛細血管は体の血管の95~99%以上を占めるため無視できない血管です。

毛細血管は、体の隅々まで栄養や酸素を運ぶ重要な存在です。
それが傷んでしまうと「ゴースト血管」となってしまい、血液が流れにくくなり、栄養や酸素を体中の臓器に適切に運ぶことができなくなります。

この状態が続けば、体の機能が損なわれ、さまざまな病気が引き起こされます。

見た目の老化、免疫力の低下、さらには認知症のリスクを上げることも分かっています。

加齢による毛細血管の変化を調べた研究では、20代の毛細血管の量を100%としたとき、60代、70代では約4割も減ると報告されています。

毛細血管のゴースト化は老化現象の1つです。
体内の細胞は新陳代謝を繰り返して、新しい細胞に入れ替わっています。

一般に40代くらいから新陳代謝が低下していくため、毛細血管のゴースト化も始まると考えられています。

ゴースト血管の可能性が高いまたはゴースト血管であるかどうかは、以下のチェックリストで確認しましょう。

・大食いである
・揚げ物やインスタント食品を好む
・のどが渇きやすい
・喫煙者である
・飲酒量が多い
・湯船に入らず、シャワーで済ませることが多い
・夜中に何度も目が覚める
・運動することが少ない
・よく寝ているのに、日中に眠くなる

上記項目に当てはまる数が多いほど、ゴースト血管の可能性が高まります。

■ゴースト血管の症状

ゴースト血管の可能性が高いまたはゴースト血管である方には、以下のような症状が出てきます。

・手足・足先が冷えやすい(末端冷え性である)
・耳鳴りがする
・めまいがする
・慢性頭痛・腰痛・肩こりがある
・便秘である
・胃の調子が悪くなる
・足のむくみを感じる
・爪が割れやすい
・アザができやすくなる
・血糖値やコレステロール値が高い傾向にある
・イライラしたり、やる気が起きないことがある
・シミ・シワが増えた
・肌が乾燥する
・クマが増えた
・顔のくすみがある
・ニキビができやすくなる
・髪の毛が抜けやすい
・白髪の量が増える

上記項目に当てはまる数が多いほど、ゴースト血管の可能性が高いまたはゴースト血管であると言われています。

症状を見てもわかるように、基本的には血流が悪くなることで生じるものばかりになります。

血流が悪くなれば、生体機能を円滑に機能させることにも影響してきますので、できる限り早く解決していくことが大切です。

■ゴースト血管が増える原因

ここからは、ゴースト血管が増えてしまう原因についてお伝えしていきます

1つ目は糖化です。
糖化は、体内のタンパク質が糖質と結びついて劣化する現象です。

体内の糖質が過剰になると糖化が進んで、AGEs(糖化最終生成物)という物質が産生されます。

AGEsは体の『コゲ』のようなもので、これらが蓄積されると大きな血管はだけでなく毛細血管にも悪影響を与えます。
毛細血管の壁細胞が傷ついてはがれゴースト化を起こします。

2つ目は酸化です。
ゴースト血管のもう1つの原因である「酸化」はいわば体の「サビ」です。

体内で反応性の高い「活性酸素」が過剰に作られ、それが組織を傷めていきます。

適量ならウイルスや細菌を排除するのに役立ちますが、過剰になると正常な細胞まで傷つけて組織の劣化を進めます。

これが老化を加速させて、がんなどの病気も引き起こすこともあります。

それだけでなく、糖化と酸化は密接な関係にあり、糖化が起こると酸化も引き起こすことが知られています。
そのため、両方を予防することが大切なのです。

■ゴースト血管を予防するには

ここでゴースト血管を予防するために重要なのが、血管の接着剤とされているTie2(タイツー)があります。

毛細血管は外側が壁細胞、内側が内皮細胞の2層になっています。
毛細血管の老化は、この2層の間にスキマができた状態のことを指します。

そのスキマから、血管を通して細胞に運ばれるはずの栄養や酸素が血管の外に漏れてしまいます。

Tie2は、壁細胞と内皮細胞を密着させる接着剤の働きをします。
つまり、Tie2を活性化できれば、2層が密着した若々しい血管に修復することができます。

しかしTie2は、それ単体では働くことができません。
壁細胞から分泌されるアンジオポエチン-1という物質によって活性化されることで、血管の状態を維持します。

このアンジオポエチン-1の分泌量は、加齢と共に減少してしまいます。
これがゴースト血管を作り出しやすくしてしまうのです。

◼︎ Tie2を活性化させる方法

ここからは、ゴースト血管を予防するTie2を活性化させる方法についてお伝えしていきます。

シナモン(桂皮)
シナモンには、体を温める作用が強く、末梢血管を広げることで血行促進効果も強いです。
リラックス効果もあり、食欲不振の改善にも役立ちます。
Tie2を活性化させる働きに加えて、ゴースト血管を予防します。
1日0.6gのシナモンでTie2が活性化されます。

ルイボス
ルイボスには、さまざまな健康効果が期待されております。
活性酸素や有害物質を除去する働きがあり血液をサラサラにしたり、腸内の悪玉菌の排泄を促し、腸内を善玉菌が優位な環境にする働きもあります。
Tie2を活性化させる働きも持ち合わせているので1日1杯飲むだけで十分です。

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