2回目のガン、再び辛い治療へ 【HOLISTIA Labの誕生ストーリー③ 】
こんにちは。ブーレンゆかりです。
「HOLISTIA Labの誕生ストーリー②」の続きになります。
よかったら前のお話から読んでいただけると、嬉しいです。
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初めてガンが見つかってから9年、私は夫の転勤で上海に暮らしていました。
その頃、恐れていたことが起きたのです。そう、ガンの再発です。
私「自然治療もアロマセラピーもやって、どんなにがんばってもガンになってしまった…。もう何も信じられない…。」
全てのことに絶望し、今度こそ死を覚悟しなければと毎日泣く生活をしていました。
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そんなある日、息子の学校から呼び出しがあります。
なんと、我が子が期末テストを白紙で出したとのことでした。
先生「お母さん、もう泣くのはやめてください。お子さんがすごく心配しています。”ママは死なないから大丈夫だよ”とお子さんに言ってあげてください。」
と、先生から叱られてしまったのです。
当時、息子はまだ10歳。自分のことでいっぱいいっぱいの私が、この時息子にも辛い思いをさせているのに改めて気付かされました。
その日の夜、息子と一緒にお風呂に入って、
私「ごめんね。もう泣かないよ。ママは頑張るから!絶対に死なないよ。大丈夫!でも…先生から聞いたよ?テストで何も書かなかったんだって〜?」
と最後は笑いながら話しをしたことを今でも覚えています。
先生からの『生きなくてはいけない(Wake up call!!)』の言葉で、私自身の意識が変わりました。
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2回目のガン(左胸)は、日本で手術を受けることに。
1回目の手術で右左の胸に差があり、毎日人の目を気にしながら生活していました。
その生活にも疲れ、もっと自分の体を好きになれるように、左右の胸を同じかたちに再建してもらったのです。
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手術後、主治医がいるシンガポールに行くことが決まったある日、私は『もう治療はしない』とわがままを言い出します。
1回目の抗がん剤治療のあまりにも辛い体験のトラウマ、更にいろんな自然療法の本を読みすぎてこのような体に負担のある治療がいいのかどうか、一体何を選択すべきかわからなくなっていたからです。
家族や両親、友人もびっくりして『何を言っているの?絶対に治療をして!』という中で、治療を受けるか受けないかを決めかねていました。
抗ガン剤治療をするかしないかの決断をするのは、すごく勇気がいること。
最後の最後に決める時に、とある人にメールをしました。
その人は、世界的に有名な医学アロマセラピストのエキスパートとしてその名を知られているD.P博士。
もう、この人が『治療をしなくていい』と言うんだったら、西洋医学に頼らず自然療法での自然治癒で様子をみようと思っていました。
すると博士から連絡が来て
博士『すでに確立した治療法があるのであれば、やってみなさい。あなたは若いんだから、やれることがあるならやったほうがいい。』
とあっさりした回答が。
博士は、必ずしも西洋医学を良しとしている人ではありませんでしたが、極端になってしまってはダメだと言っていた人でもありました。
私は、この博士が言うんだったら、辛い治療を受けようと決断するのです。
その後の治療は、シンガポールで抗ガン剤治療を5ヶ月。そして上海と日本を3週間ごとに通い、ハーセプチンという治療を4ヶ月。苦しい治療を淡々と続ける毎日でした。
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私は、子供の頃から恥ずかしがり屋で、何でも怖がり、傷つくタイプ。
人のお世話をするのは好きでしたが、『NO』と言えない性格で気づかないうちにストレスを溜めていました。
自然療法を学び始めて一番に気付かされたのは、心のストレスが体にも影響を与えていたということです。
心と体は繋がっていて、心と体のバランスを取ることの重要さに。
まず、食事に気をつけ、運動をするライフスタイルに変えました。
そして、心が「あ、嬉しい。幸せ〜」と思えるハッピーな時間を1分1秒でも増やそうと考えるようになりました。
自分の好きと嫌いを心で対話しながら、一番心の居心地がいい場所に向けうように、心と体のバランスを整えることを目指していくのです。
【HOLISTIA Labの誕生ストーリー④へつづく・・・】
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