色気が欲しくて欲しくて研究した
”それじゃ色っぽすぎる”
と大人にダメだしされて、デビューの時に髪を短くさせられたんです、
と話していた工藤静香が、悔しいぐらいに”ザ・男の人が好きな女の人”だった。
かなり子どもの時から漠然と、色気が欲しいなぁと思い続けて30を越えた。
とにかく色気ってつく物をなんでも手に取り、本TV映画に頼り、なんとか色っぽい人間になろうと鏡を見続けた30年。
可愛い人と同じく、女の子が思う色っぽいひとと
男の子が惹かれるものとは、ちょっと似ていてちょっと違ったりすることにも気づいた。
そして、色気って何よ?はすこーしだけ、見えてきた気がする。
妄想を搔き立てること
これなのかな、
聞いたことあるわ!って人もいるかもしれないけど、妄想を搔き立てるために
清潔感を身に着けたり、儚さを身に着けたり、隙をみせたり、するんだと思うの。
あまりにスッキリ、清廉潔白な人って”本当の顔はどうなんだろう?”とか
儚い雰囲気の人には”何か悲しいことがあったのかな?”
隙のある人には”今アタックしたらどうなるのかな?”
…
と短い間に簡単に妄想を搔き立てられる。
そして、その妄想を助けるために”ゆっくり”とした時間を演出するのも効果的。
ゆっくり動いたり、ゆっくり話す人って色っぽいんだよね。
その間、こちらはその人を妄想するから。
工藤静香の色気のすごさは、その妄想がすべて男の人の心をくすぐりやすい方向に進むから。
『こんなに健気に、強がって、本当は寂しいくせに。気づいてあげられるのは俺だけだ。』とくすぐられるのだ。
ちょっと泣きそうな顔をたまにして、強気な発言をして、そしてまたすぐに脆さをみせる。
表情や言葉の端々にちょっとした余白をいれて、ゆっくり妄想させる。
完璧だ。
もうみんな認めなよ、本当は好きなんでしょ工藤静香。
って憧れのミッツさんも本に書いてたな。
大人が心配するほど、10代から色っぽくて。大事な髪を有無を言わさず切らされて、嫌だったろうに笑い話にして健気に笑う、ちょっと寂し気な笑顔。
完璧です。
慟哭は、歌いながらちょっと泣きそうになるから、モテたい人にはオススメです。
完璧なモテ歌。
好きです、工藤静香。しーちゃん。
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