「この最新インディーズ・バンドがすごい！」vol. 48（2022.8.10）Maelstrom、kneu、TTUD
Maelstrom
活動拠点は岡山・倉敷という四人組！
バンドの結成年は2011年。その後2018年くらいに改名して
今の名前になったようです。
さすが長い活動歴を誇るだけあって、めちゃくちゃかっこいい。
American Football、Copelandなどの美しいエモ、ポストロック、
Tiny Moving Partsなどのエモ・リバイバル以降のバンド、
LOSTAGEなどの日本のオルタナティブ、といった様々な要素が感じられつつもしっかりとオリジナルに着地している。
色んな文脈で聞ける！ぶち刺さる！
テクニカルなギターフレーズに惹かれる人も多いでしょう。
三曲とも名曲です、聴いてみてください。
MVは歌詞と、意味深に指輪を映し出すラストシーンが切なくて、余韻で胸がザワザワします。
kneu
知らない間に、こんなにかっこいい インスト・バンドが京都に爆誕していました！
2022年結成。これはきっと、すぐにエモ/ポストロック好きに認知されますね。
サウンドエンジニアには同じく京都のバンド jizueのInoueさんの名があって信頼度を高めています。
メンバーはAmerican Footballは勿論、DIIVも好きらしくて、この曲でも中盤にシューゲイズな轟音が聴けます。
他の曲ではポストロックとシューゲイズやドリームポップをどんな配分で聞かせてくれるのか、今後のリリースも気になりますね。
TTUD
東京の4人組で、同じく東京のバンド せだい主宰のレーベルtomoran から2ndアルバムがリリースされたばかり。
アルバム一曲目から、
メンバーのなんらかの美学(もしくは狂気）を感じるような、凶暴で荒くぶっとい歪みに面食らいます！
そんな荒々しいサウンドとナイーヴで青い歌声の産み出すコントラストや
80s/90sのEmo、ポストハードコアに通じる緊張感を常に持っているところに
個性を感じます！
メロディーも終始どこか陰がある感じなんですよね。
アルバムが進むにつれ
Emo、ポストハードコアな緊迫感がさらに増していく印象で、
7曲目～9曲目あたりで、それはマックスに達します。
「Wiped Out」のイントロフレーズは90sエモバンドのようだし、
「Days Slipped By」はFUGAZIが頭をよぎりました。
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