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【プロが教えます】こんなカウンセラーには要注意!

◇はじめに

こんにちは!公認心理師のはねちひろです。

先日、先輩と食事をしていた際に、「良いカウンセラーの見極めってできるの?」とお話をいただきました。

確かに、この社会には“カウンセラー”という肩書を持った方々がかなり多く存在していて、かつ、まだカウンセリングが身近とは言い難い社会であるため、良いカウンセラーってどんな人かを見極めるという事はかなり難しいだろうなと思います。

良いカウンセラーの見極めの観点からの結論からすると、「話をしっかり聴き、相手の人生に踏み込まずに、俯瞰的に話をしてくれるカウンセラー」という感じかと。

「はて?」と思う方が多いと思うのですが、良いという概念は個人によって違うため、ぶっちゃけ難しいのです、、ただ、反対に「こんなカウンセラーはヤバい!」という事は断言することはできます。

このことから、私なりにカウンセリングを身近に感じて欲しい!という願いも込めて、今回は「こんなカウンセラーには要注意!」というお話を通じて、皆さんに見合った良いカウンセラーを見極めていただきたいのです。

あくまで若輩者の私個人の意見ですが、記事にする以上、責任を持ってお話します。

◇こんなカウンセラーには要注意!


早速、こんなカウンセラーはヤバいですよ。という事をお話していきます。
実際に聞いた話を基に解説していきます。

①話を聞かずにめっちゃ話すカウンセラー

これは、誰でもわかる基準かと思うのですが、カウンセラーの中には実は結構いるんですよね、、

相「最近上司との関係が良くなくて、、」
カ「あー、上司との関係ですね。いやー本当にこういう事って多いですよね。私も以前の職場で上司と相性悪くて本当に苦労しちゃって、、それで休んだこともあるのよ。あなたもそんな感じ?」

実際にこんな人が居るんです。私のもとに来られた人が「あんたの話はどうでもいいんだよって心の中でずっと思ってました。」という事を話していました。
このようなカウンセラーはすぐに関わることを控えましょう。


②お節介、説教好きな過干渉カウンセラー

これも「嘘やん、、」って思われるかと思うのですが、いるんですよね、、

相「最近、子どもが反抗的で話も聴いてくれないんです、、」
カ「それ、子どもになめられてるんじゃない?親なんだからもっとビシッと言わなきゃダメよ!最近の子どもは大人の事を見下してるから、親の威厳を持ってしっかりやらなきゃダメよ!今度子どもを連れていらっしゃい!私が話してあげるから!」

これも、実話に基づいてのお話です。
カウンセラーというよりも、近所のお母さまみたいな感じですよね。


③カテゴライズしがちなカウンセラー

カテゴライズ?と思われた方はぜひ下のやり取りを見てください。

相「最近、人の目線が気になって落ち着かないんです。ちょっとしたこともすぐ気になっちゃって、、」
カ「そうなんですね。それはHSPですね。もしかしたら、発達障害の可能性もあるので、テストを受けましょう」

お医者さんなら百歩譲ってもわからなくはないのですが、、
カウンセラーは相手を診断する権限はもちろん持ち合わせていませんのでこのような人は要注意です。
先日のお話ですが、HSPを才能と呼ぶカウンセラーもいると知った時には背筋が凍り付きました。。


◇そもそもカウンセラーとは


上記のカウンセラーは私からすると、カウンセラーという職務を理解できていないと思わざるを負えない人たちです。

カウンセラーとは、傾聴と共感を軸として、クライエント(相談者)の成長能力を信じつつ、課題や問題解決を心理的知見に基づきサポートする人。という事が挙げられます。

それにも関わらず、相手の心に入り込むどころか、相手の課題解決の責任を横取りし成長を阻害してしまう方が実際には残念ながらいるのです。

これは、正直なところ「カウンセラー」と名乗ってしまえば誰でもカウンセラーになれてしまうという落とし穴が存在します。
※病院や公的機関は資格が必要です

ただ、どのようなカウンセリングを受けるのか。また、どのようなカウンセラーとカウンセリングをするのかは皆さんの自由なので、「この人良いな」と思う人と貴重な時間を過ごしていただければ問題は無いと思います。

でも、過大な金額を請求したり、情報商材を売ってくるようなカウンセラーも残念ながらいますので、その点は本当に注意してくださいね。

「このカウンセラー大丈夫かな?」と心配になったらDMやコメントでご相談下さいね。

各SNSのリンクはプロフィールにございますので、そちらからご連絡くださいませ。

それでは、皆さんが良いカウンセラーさんと出会えることを願っております!


本日も最後までお読みいただきありがとうございました!


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