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独断偏見観測日記1【男性ブランコのオンラインコントライブ『トワイライト水族館』】

こんばんは、帰ってきた同期が優秀過ぎまして、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

46日目。

はい。という訳で前アカウントでもやっていた他人様のライブを観た(視た)僕の独断と偏見に満ち満ちた感想駄文日記をこちらのアカウントでも始動させますよ。これよりも前に観たライブもあったのですけれど、男ブラ愛が過ぎたが故に初回は男ブラの記事でいきたいというエゴが在ったんです。僕が今一番好きな単独をする自分以外の二人組ですからね。

※ここからは男性ブランコのオンラインコントライブ『トワイライト水族館』のネタバレを大いに含みます。ご了承下さい。


ということで購入して配信を試聴させて戴きました。男性ブランコのオンラインコントライブ『トワイライト水族館』。サンシャイン水族館協力の下に実現されたこの素晴らしいコントライブ。まず何より画が綺麗過ぎましたね。夜の水族館。特に野外。僕も一回だけサンシャイン水族館に行ったことあるんですけれど、夜のネオン(天然&人工)に照らされた水槽の綺麗さたるや。もうあの映像だけで延々と視ていられる画力。最高だったなぁ。

えーっと時系列関係なく感想綴ってゆきますね。

まず最初。サンシャイン水族館に通じるエレベータの中からの映像から始まるあの演出。ワクワクするしかないでしょ。「あぁッ!!!こういうことやって来るのね、今回の男ブラはッ!!!」ってな感じですよ。お通しで絶品出されたらそりゃあもうその店の料理に全幅の信頼を寄せてしまうじゃあないのさ。

で映像美に魅せられながらの最初のコント。流れてくるジムノペディにラーメンズ味を感じてしまった方も多かったのではないだろうか。ね。小さな会社。思わずDVDで視返しちゃったよ。で、ラーメンズさんと男ブラの類似点と相違点とか分析しちゃってさ。ね。そういう人絶対多いよね。てか最初ジムノペディは「器用で不器用な男と不器用で器用な男の話」の方だと思って(あっちはバッハでしたね)、そっちの方を視たんだけれど。やっぱラーメンズさんスゲェなぁって。脚本と演出も凄いんだけれど、やっぱ演技者としての小林さんと片桐さんのスキルが異常に高過ぎる。あ、すみません。男ブラの記事なのにラーメンズさん愛を語ってしまった。でもラーメンズさんと男性ブランコに共通して感じた一番デカいことは「立ち姿が綺麗」でした。他にも共通する部分あるんだけれど、なんか無意識下で共通している見逃しがちだけど一番大切な部分がそこな気がしましたね。本当に皆さま立ち姿が綺麗。

平井ちゃんの節炸裂の美しい言葉ボケやサイコっぽいボケの素晴らしさもさることながら、それを受ける浦井ちゃんの無言の表情リアクションも最高でしたね。カメラワークを駆使してズバンッ!と抜ける映像コントだからこそその良さがより活きていた気がしました。『ビジュアルバム』とか『スカイフィッシュの捕まえ方』とかの映像コントに通ずる面白さを感じた。プラス、浦井ちゃんがテレビドラマや映画に引っ張りダコになる未来も視えた。そうですよ。水族館だからタコなんですよ。はい?

Twitterの直後感想でも述べたんですけれど、全体的に「Eテレ」感が凄まじかった気がしました。うん。もう明日の朝に普通にEテレで流れていても全然違和感ないんじゃない?トニートニー・フランク(誤植じゃないよ。視た人なら解るよね?)の歌も絶妙にEテレっぽかった。作詞してるのが平井ちゃんだから、よりそうなのかもだけど。

あとね、めっちゃ細かいとこだけれど「おさかなNEWS」の時の平井ちゃんの手の組み方視て「あ、平井ちゃんって左脳インプット人間なんや。」と思った。僕はアウトプット(腕組み)は時と場合によって右にも左にもなる(右の方が多め)けれど、インプット(指組み)は完全に右脳やから「あぁやっぱ売れる人は理論的にインプット出来る人なんだ。」と思った。やっぱ物事を全部理論的に解釈するのって難しいもんな。それを自然とやれている人って本当に凄い。あと普通にこの「おさかなNEWS」の時の平井ちゃんの指の演技が細かくって凄い。

でもって「シアワセザカナ」。僕の拙い考察だと、おそらく浦井ちゃん演じるあの人が子どもの頃に作った入場券のあの魚がシアワセザカナなんじゃないかなと。真白だったし。で、それが具現化して現れたのが平井ちゃん演じるあの水族館職員だったのだろうと。ってか平井ちゃんの顔がサイコパス味あり過ぎて途中の演出が必要以上にホラーっぽくなっていたのも面白かったな。アフタートークで平井ちゃん笑ってる姿もなんかジョーカーを彷彿とさせたし。

話はシアワセザカナに戻るんだけれど、でもでも最後に夢オチっぽくベンチで寝ていた浦井ちゃんは茶っぽい色のスーツを着てたけれど、水族館に入って行った浦井ちゃんは上着を着ていない白シャツネクタイ姿だったじゃない?だからある意味浦井ちゃん自身もシアワセザカナだったんじゃないかなぁと思った。過ぎ去りし日の無垢な自分の姿がシアワセザカナというか。だってそもそも人間も進化の前は海に棲んでいた訳ですし。なんかそうなってくるとペンギンの歌の歌詞もちょっとリンクしてくる気もする。

あと、ドキっとしたりハッとさせられた言葉たち。

夜のマリンガーデンでの「自分という存在が覚束なくなる」という言葉。素敵だったな。空・闇・水という無限のような存在に個が飲み込まれてしまっていく、若干の恐怖も含んだ言葉。

「お金を払わないと視られないとう当たり前の気づき」。男ブラちゃんってそんなに風刺のイメージないけれども、この言葉はなんか昨今のそういう事に関する皮肉のようにも感じて、ハッとしました。

で、最後のパートで出た「自分の好きなものを沢山の人に視てもらえるのが嬉しい」という言葉(うろ覚えだから一言一句は合っていないと思う)は、まさに男性ブランコが自分たちの創るものとそれを視ているお客さんに対しての感謝の言葉だったのかなぁと。こういうのをサラっと入れた後でちゃんと「相殺」して笑いで落とすんだからニクいよねぇ、男ブラは。

あとはもうとにかく海の生き物たちがキュート過ぎました。ウツボ、エイ、ペンギン、魚ちゃんたち。あー、近い内サンシャイン水族館行きたいな。相方口説いてデートしようかな。そして、要所要所の台詞に水族館の魅力と水族館の大変さを入れていた男ブラ(および制作スタッフさん)のサンシャイン水族館に対する愛とリスペクトも美しかったです。わざとらしくないさり気なさが本当に美しかった。

クラゲダンス可愛かったね。カメラの前まで来過ぎると二人共顔真っ暗になってめっちゃ怖くなるのも含めて。あと全編通してちょいちょい笑いそうになっているのも尊かったです。

まぁこんな感想を言うと語弊を生むかも知れませんけれどもね。

こんな僕の駄感想でどれ程の魅力が伝わったかはわかりませんが、是非ぜひ皆様もアーカイブを購入してご覧になってみて下さい。きっと心が豊かになります。

最後にRadiotalkでも言ったんだけれど「M-1前に単独とか、負担大丈夫!?」とちょっと心配していた僕でしたが、視た結果「あぁ!M-1前だからこそ賞レース度外視したやりたいことをとことん貫く単独やったのね!」と安心しました。最高にカッコいいコンビ、男性ブランコ。