【今週の注目企業紹介6/17】インドの急成長スタートアップに投資するGunosy

今回は投資事業の含み益によって大化けする可能性がある「Gunosy」について紹介したいと思います。

買い材料

Gunosyはインドの急成長FinTechサービス「Slice」を提供する企業GaragePreneurs(以後GPと表記)に投資をしています。2021年12月のシリーズBラウンドの評価額は1000億円越えとなっており、Gunosyは17.7%の株式を保有。創業者に次ぐ筆頭株主となっています。

ちなみに、直近のソースではGPの企業価値はシリーズCラウンドで15億~18億ドル(約2000億円)と紹介されており、約半年で倍のバリュエーションになっています。

この2000億円の企業価値に対して17.7%の持分比率なので、ざっくり計算してみるとGunosyは約400億円の株式を保有していることになります。しかし、現在6月17日のGunosyの株価は863円、時価総額は約200億円と市場からは過小評価されているのが現状です。

これを理由にGunosyが割安だと判断するには早計すぎるような気がしますが、海外投資で成功したソフトバンクを例に取ると、ソフトバンクは初期のアリババに投資をしたことでIPO時にその価値が2900倍になったと言われています。

直近では大手FinTech企業であるAffirmやNubankがアメリカで兆円規模の上場を果たしました。GPがそうなる保証はありませんが、人口増や経済成長が見込まれるインドという魅力的なマーケットで勝負できることは非常に有利な立ち位置にいることは間違いないでしょう。

一言コメント

今は金利上昇局面で投資の地合いが悪いですが、今後大きな経済成長が見込めるインドの優良スタートアップに投資できる機会はなかなかありません。今すぐ買いに動くのは得策ではないかも知れませんが、機を見てGunosyへ投資を考えてみるのも面白いのではないでしょうか？