見出し画像

ジョブズのスピーチから、人々を魅了する理由を紐解いてみます。


 
ジョブズのスピーチに、

だれもが耳を傾け、

納得し、

魅了されました。

そんな、ジョブズのスピーチから、

人々を魅了する理由を学んでみました!



今では、

そのビジュアルプレゼンテーションの秘訣が

解説されている書籍も多く出ており、

ネットでも観る機会が増え、

そのスタイルをまねたプレゼンを見ることも増えました。



ただ、

ジョブズのプレゼンは

そのカリスマ性や見せ方のみが優れていたのではなく、

シンプルに研ぎすまされたプレゼンの構成や話の内容にも、

人々を魅了する理由がありました。



研ぎ澄まされた構成や内容とは??



その緻密に練られ準備された構成や内容を

( 紐解いてみたい。)

そんな思いから、今回は記事を書いていきたいとおもいます。


本文は、こんなテクニックが入っているのではないか?

という、

半分本気で、半分遊びの

素人の娯楽です。


興味がある!!

っていう、変わった方のみ、

読みすすめてってください🙇‍♂️




それでは。




 
 今回、読み解くのはこちら。

2005年米スタンフォード大学卒業式でのジョブズ伝説のスピーチです。

 
スライドも製品も何も使いません。

演台の前で話し続けるだけです。

内容は、

自分の生い立ち。

ビジネスでの失敗。

人生観。

そして最後に、

「Stay Hungry. Stay Foolish.」のフレーズを3回繰り返し、

これから社会に羽ばたく若者へのはなむけの言葉を送りました。


という、かたちで、いたってシンプル。


 
ジョブズのカリスマ性は言うまでもありませんが、

このスピーチが人々を魅了する理由は

卓越した表現能力の高さや、

シンプルにまとめられた構成力にも理由があると感じました。


内容や構成は、誰しもが真似ることができます。

ジョブズのスピーチを題材として学ぶために、

内容や構成の面でどこが優れてるのかを

紐解いてみましたので、ご覧ください。

 

スピーチ全体の構成は、
 
「点をつなげる」「愛と喪失」「死」の、

3つのテーマに沿って語られていきますが、


このスピーチを分解していくと、

学ぶべき点は4つの特徴があるように思っていて、

・アウトラインの設計
・自己体験と時系列展開
・始まりと終わりが明確なテーマ設計と、キャッチーなメッセージ性
・時間配分

です。



じめは、

聴衆が耳を傾けやすいように、3つという数字を使って、

アウトラインを明確に伝えています。

(これは、聴く人の集中力を高めるために大事な作業です)

“Today I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.”

「今日は、皆さんに私の人生から、3つのお話をします。ただそれだけです。大したことはありません。3つの話だけです。」

と。



2つ目に、

自分の生い立ちから始まるストーリーと時系列展開。

彼の自己体験という揺るがない真実が、人の心を引きつけて行きます。

(人は、自分以外の生い立ちやストーリーに、多少ながら興味があるもの)

時系列構成により、聴く人の集中力が上がります。

(聴き逃すとオチがわからなくなるので、人は集中して話を聞くように心がけます)


そして、3つ目は、

テーマの始まりと終わりが明確に設計されているのと同時に、

テーマ毎に彼の強いメッセージが込められており、

その、わかりやすいメッセージが飽きさせない仕組みを作り出しています。


例えば、1つめのテーマでは、

“The first story is about connecting the dots.”

「1つめの話は、点をつなげる、です。」

から始まり、最後の段落では、聴衆である卒業生へのアドバイスで締めくくられます。

他の2つのテーマも、同じパターン。

テーマの始まりと終わりが分かりやすく伝えられています。

(ここでも、聴衆が集中して聞きやすい環境が作られている!!)


そして、わかりやすいメッセージというのが、このような表現です。

例)ときには、レンガで殴られたような苦しみに会うこともありますが、自分を見失わないでください。

「レンガで殴られたような苦しみ」

それぐらい辛い苦しみという、比喩表現ですが、

これが、「人の脳にイメージさせ、心を強く打ってゆきます 」


けれども、

(「自分を見失わないで。」と、)

しっかりと彼らしい、「強いメーセージも、込められています。」

こういった表現をジョブズは上手に、

そして、適切に使っているように感じました。


最後は、

プレゼンテーションの基本でもある時間配分です。

スピーチ時間のバランスが、多すぎず、少なすぎず、適度なボリューム

伝わりやすいシンプルなメッセージの作り込みが、

適度な時間配分を作り出しているんだと思います。



勝手ながら、

ジョブズのスピーチについて語ってみましたが、

どうでしたでしょうか?



 ・アウトラインの設計

・自己体験と時系列展開

・始まりと終わりが明確なテーマ設計と、キャッチーなメッセージ性

・時間配分



個人的には、もともと、

アウトラインを明確に伝えることや、

時間配分の点はプレゼンテーションの基本だと感じていました。



そして、

整理してみて新しく感じたことが3つあって、

・ストーリー仕立てで時系列がはっきりしているので、聞きやすい。

自己体験(経験)が聴衆の耳を傾け、心を打つ。

比喩表現を含めた、わかりやすく伝わりやすい洗練されたメッセージが人々の心を魅了している。

ように感じました。


まとめると、

ストーリー性、

シンプルなテーマ設計、

洗練された強いメッセージ、

時間配分

思えば、

「どれもプレゼンテーションに必要な要素だな。」

と改めて思います。。


ジョブズは、

カリスマ性も持ち合わせながらも、

基本に忠実に、聴衆が耳を傾け、心を打ちやすい、

シンプルなスピーチの構成を練り上げていたのだと

改めて感じました。



もし、参考になれば、

ぜひ、ご自身のプレゼンテーションの参考にしてみてください。


本日は、

「ジョブズのスピーチから、人々を魅了する理由を紐解いてみます。」

というテーマでお話ししてみました。



他にも、こう思う、こう感じるなどあれば、私も参考にさせていただくので、ぜひお気軽にコメントいただけたら嬉しいです!^o^






#スティーブ・ジョブズ #プレゼンテーション #スピーチ #サラリーマン #学習

いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。