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ドール撮影

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ドール写真の撮影で気付いた事などをまとめていきます
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記事一覧

鏡の世界のドールさん

鏡の世界のドールさん

あれから随分経ちましたご無沙汰しております。前回のドール記事から随分と間があきました。
今回はドール撮影倦怠期の御仁へ贈る変化球系の撮影ネタ、ほっけ流「鏡を取り入れたドール写真撮影」であります。
とはいえ特に特殊な事をしている訳でもないので、ふーん程度にお読みいただけたらと思います。

今回の趣旨今回の趣旨ですが、「何の為に写真の中に鏡を持ち込むの?」といった事をお伝えできればと思います。撮影に鏡

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ドールの写真、みんなちがって、みんないい

ドールの写真、みんなちがって、みんないい

お久しぶり長らくの間noteを放置しておりました。
今回は技術的にどうこうというお話ではありません。ある種の思考訓練みたいなものをしてみようというお話です。

撮影会あるあるとして、同じ場所を複数の人が順番に撮影する事が多々発生します。同じ日でなくとも、同じスタジオで別の日に同じ場所を撮る、なんて事も当然ながら起こります。
今回はそんな「同じ場所」で撮った写真たちを眺める事で、撮影者さんの違いから

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ADV150で撮影旅に出る準備をしたのだ

ADV150で撮影旅に出る準備をしたのだ

ADV150を買った理由以前のnoteでも書きましたが、拙者はドール(お人形)の写真を撮る事を趣味としております。どういうものかというと…こんな感じです。

で、このような写真を撮る為には、そのシチュエーションに合った場所へ撮影しに行かねばなりません。これが結構面倒くさかったりします。いままでの撮影はクロカン四駆で行ってたのですが、場所によっては車が進入するには道路的に厳しい場所や、駐車が困難な場

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”置物”とドールの狭間について

”置物”とドールの狭間について

~ドールと現実世界とのスケール差を克服する~綺麗にキマったドール写真、素敵ですよね。ドールさんが醸し出す、人間とも、おもちゃ等の”物”とも違う立ち姿には独特の世界観や魅力が溢れていて、見る人を惹きつけます。
でも実際に自分で写真を撮ってみると結構上手く撮れないものです。かく言う拙者も、当初は何故残念な写真しか撮れないのか、その理由が全くわかりませんでした。理由については撮影機会を重ねていくごとに、

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ドールスタンドの消し方

ドールスタンドの消し方

はじめに写真集を出版されている巨匠クラスのドールおじさん達の写真に魅せられて自分でも写真を撮ってみようと始めてみたものの、最初は眼前に立ちはだかる壁が多すぎて何をどうして良いか判らないものです。「髪の毛やスカートを風になびかせているけれど、あれははどうやるの?」、「建造物や室内などがドールサイズに見えるけれど、どうやって撮っているの?」、「かばんが空中に浮いてる!」…そして「スタンドが見えないけれ

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ドール撮影者のためのスタンド使い分け入門

ドール撮影者のためのスタンド使い分け入門

はじめにドールさんをいきいきとしたポーズで撮影する為には、キメキメのポーズのまま安定して立っていてもらう事が大切です。その為には適切なスタンドを選択する事が重要です。
しかしドールあそびを始めたばかりでは、スタンドの種類や使い分けのポイントを知る機会が中々得られないかもしれません。
そこで今回はうちでよく利用しているドールスタンドについて、拙者がどう使い分けているかについて書いてみたいと思います。

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ドール写真に前ぼけを入れよう

ドール写真に前ぼけを入れよう

概要ドールって、思わず写真を撮りたくなる位かわいいですよね。気がつくとあーだこーだ考えながら沢山の写真を撮っているのですが、そのうち段々と物足りなくなったり、何となくコレジャナイと感じるようになる時期が訪れます。いわゆる倦怠期であります。

今回はそのマンネリ感を打破する為のちょこざいな技である”前ぼけを入れる”という手法をご紹介いたします。

前ぼけとは写真では、ピントが合っている場所(通常は被

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ドール写真の関節レタッチ入門

ドール写真の関節レタッチ入門

はじめに割と人口が増えつつあるドール写真ですが、「あの球体関節がちょっとなー」といった感じで、非ドール界隈の方からはネガティブなご意見を頂く事が多々あります。

そこで今回は、ドールおじさんが球体関節に悩んで魔女化する前に、すべての球体関節を人力で写真から消し去ってしまおうという主旨でございます。いわゆるレタッチと言われる類の作業です。

関節レタッチの是非写真を人間の手で大幅に改変するものなので

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