北海道パ酒ポートの旅１２　クラフトジン　札幌　紅櫻蒸留所

パ酒ポート。それは北海道内の酒蔵やワイナリー、ビール工場などを巡る大人のスタンプラリー。

２０２０－２０２１版パ酒ポートの参加醸造所は１７施設。前回までで集めたスタンプは１５となっています。

今回お伺いするのは札幌市南区澄川にあります「紅櫻蒸溜所」さん。

こちらの施設は２０１８年創業の北海道では初となるジンの蒸溜所です。

日曜日の朝、ご近所の酒好きオヤジの「コーイチさん（４０代後半）」と「ゆういちさん（４０代半ば）」を誘って出発。

冬の支笏湖を眺めつつ走ること１時間半、到着しましたのが

紅櫻公園内にあります「紅櫻蒸溜所」。

残念ながら冬季休業中のため工場の中には入れませんが、試飲と販売は紅櫻本館で行っているとのこと。

本館はシーズン中には桜や紅葉を見ながらジンギスカン等をいただける施設のようです。

人がいないので貼紙に書いてあった電話番号に電話をして試飲をお願いすると、すぐに感じの良いおねーさんが来て対応してくれました。

こちらで作られているジンは

「ＣｒａｆｔＧｉｎ　９１４８®︎」

「９１４８」はジョージ・オーウェルの小説「１９８４」のオマージュなのだそうです。

酒好きの僕ですがジン、ましてやクラフトジンには全く馴染みがないので何を飲めばいいかわからない。

その旨を伝えるとおねーさんから「普段はどんなお酒をお飲みですか？」と聞かれたので「そうですねぇ、だいたいウイスキーが多いかな」と答えると

よ、余計なことを！！

おねーさんの説明を受けながら飲み比べをしてみると、香りの違いがよくわかります。

優しく鼻に抜ける香りだったり、口の中に鮮やかに広がる香りだったり、あるいは原料の香りがダイレクトに伝わってくるものなど様々あっておもしろいです。

「あーだ、こーだ」言いながら試飲をしているとおねーさんが

「３人とも仲がいいんですね」って。

これに対しオヤジ達

そこ？否定？！

そんなこんなで７種類か８種類くらい試飲させていただいたので、１本買って帰ろうかと思ったのですが、なにせお値段が…。

手間をかけて造られているので当然と言えば当然なのでしょうが、１本５千円～８千円はちょっと気軽には買えません。

どうしようか悩んでいたら横からゆういちさんが

まさかの２本買い！　この人、腹の肉も厚いがまさに太っ腹！！

その後お蕎麦屋さんでお昼ご飯を食べて帰宅。

帰るとすぐに買ってきたジンを、「酒を飾るためだけに手作りした」自慢の棚に並べるゆういちさん。

淡いピンクと柔らかな緑のお酒が入ったスタイリッシュなボトルは確かにいい感じです。

しばらくの間悦に入って棚を眺めていたゆういちさんですが、ポロっと

ええっ！飲まないのーーーーっ？！

それでも今回スタンプ１個押したので

全施設制覇までついにあとひとつ！

おしまい

ちなみに運転手のコーイチさんは試飲しておりません。念のため。