パレルモの魚市場のこと。
こんばんは。
きょうはパレルモの魚市場からです。
どこの市場より勢いがありました。
ひとも、魚も!
鰯は1キロ4ユーロ(当時500円か600円くらい)。
家でオーブンに突っ込めばセコンドが完成するやつ。
むずかしくはないけれど、ひと手間が必要な伝統料理をこうして楽に家で味わえる事が、次世代につながるのではないかなぁ。
右側は、ベッカフィーコです。
開いた鰯に、パン粉+チーズ+レーズン+松の実+イタリアンパセリ+(レシピによってオレンジとかアンチョビ)の詰めものを置き、
頭があった方から巻いて尻尾をピンと立て、
ローリエを間に挟んでオーブンで焼きます。(パレルモ風の作り方)
尻尾をピンと立てるのは、ベッカフィーコという鳥にちなんで。
いちじくを食べる丸々太った美味しい鳥。詰めものをして貴族が食べていたベッカフィーコのローストを、
庶民は海にたーくさんいる鰯で再現しました。
鰯だってあぶらがのっていてどんどん食べたくなるから、ベッカフィーコの再現にはドンピシャだったのでしょう。それにしても飽くなき食い意地、いえ、研究心です。
カジキマグロも欠かせません。上の写真のベッカフィーコの隣は、カジキマグロを巻いたものです。
カジキマグロに感嘆していたら、この人は写真を撮って!とポーズをとってくれたのでパチリ。
おや?後ろにぶら下がっているのは魚じゃありませんね?羊?賄い用?売ってるの?😆
そして、奥の方の赤い魚、鯛でしょうか、跳ねてますね。生きているのでしょうか⁉️
こちらもですよ!
しかも、「生きたクロダイ8€」と。
🧐❓動いてないし。
こちらは普通でしょう?
「生きた」魚たちは、テグスみたいな糸を使って「生きているように」ポージングされていました。
所変われば品変わる、プレゼンも変わる。
ともかく、とてつもなく茶目っ気とエネルギーがありますよね。
だってパレルモだもの!
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