見出し画像

丘の上の街で出会ったオリーブのフライ

マルケ州で食べたかったのはオリーヴェアスコラーナ。オリーブにひき肉を詰めてフライにした料理でした。

画像1

オリーブのしょっぱさと風味が肉とぴったりで、まさに飲まさるフィンガーフード。

画像2

これはレストランで食べたもの。カリッ、ふわっ、キュッとした食感と口に広がる味がたまりません。

帰国後、伝統的な作り方をアレンジして作るようになりました。

👉挽肉は3種類用意します。豚肉、鶏肉、合い挽きです。野菜はタマネギ。
塩、こしょう、オリーブオイル、水で加熱して、白ワインビネガーで調味します。

👉粗熱をとっている間に、オリーブの実をスプーンかナイフで種からはがしておきます。

👉粗熱がとれたら、フープロにかけて肉ペーストにします。

👉肉ペーストにナツメグとクローブパウダー、パン粉と粉チーズと卵、そして、もしあれば国産レモンの皮で調味して、丸めます。

👉まわりにオリーブの実を埋め込みます。そして、フライにします。

画像3

どうやって種をとったオリーブに肉を詰め込むんだろうと思っていましたけれど、なーんだ、貼り付けたらいいって気づきました。

それでもちょっと手がかかるけれど、気の利いた「のまさる」料理です。

のまさる、は、北海道弁で、「(お酒を)飲むつもりはないのに、アテがお酒を誘うから、お酒がおいしいからついつい飲んでしまう」という自分のことは棚の上の陰のほうに置きっぱなしにして、アテやお酒のせいにする、それはそれは便利な表現です。
また、食べる気はないのに、おいしいから食べちゃうことを「食べらさる」といいます。

便利でしょう?
よかったら、使ってみてくださいね^^




いいなと思ったら応援しよう!

松田真枝
読んでくださったり、♡してくださったりありがとうございます。北海道の生産者や素材、加工品を、noteでご紹介するのに使います。よろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集