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慰安旅行でパリに行ったはなし

30年前の慰安旅行
 慰安旅行とは、「会社が従業員をねぎらうために主催する旅行」だそうです。「社員研修」とか「社員旅行」は耳にしますが、最近「慰安旅行」は聞きませんね。バブルの名残があったおよそ30年前、福利厚生の一環として「慰安旅行」をしている病院は多くありました。私もちゃっかりその恩恵を受け、人生2回目の海外旅行に行けました。初めての海外旅行も、よろしければお読みいただけますと嬉しいです。

 はじめての海外旅行は修学旅行、2回目の海外旅行は慰安旅行と、良い時代?でしたね。当時、フリープラン格安ツアーでパリ10万程/5日間だったと思いますが、慰安旅行でしたので確か手出し3万円程だったと思います。ちなみにその旅行は5泊7日で、毎年2~3つの旅行先から選択できました。おおまかな日程は、初日に全員で主要な場所を観光し、ディナー(宴会)まで過ごし、残りは自由行動でした。本当にありがたい!
 
30年前のパリ
 当時の私は英語も、もちろんフランス語も話せませんでしたが、ほぼ英語を話すパリ人はおらず・・・いや、そもそも英語で話しかけられることが不快そうな感じで、「フランスを愛するプライドを持った人たち!」という印象を受けました。まぁ、グローバル化なんて言葉があったのかなかったのか。パリ人の誇りを感じました。
 
 レストランももちろんフランス語のみ。値段や書いてある箇所からguessする「何が出るかな」状態でしたが、楽しかった!ただ、出てきても何なのか分からないものもあり・・・未だに不明。(笑)いまだとスマホでメニューの翻訳できたりするんですよね。それはそれで便利ですが、「分からない」ということも、たまにはアリだな、と思います。
 
 パリのホテルから、有名なベルサイユ宮殿へは電車で行ったと鮮明に記憶しています。なぜなら電車内でナンパされ、それがイケメン大学生だったから!まぁ、何を言ってるか詳細は不明でしたが、さすがパリ!情熱は伝わってきて、ナンパされていることは分かりました。(実は完全な勘違いだったりして?)結果、一緒に写真は撮りましたが、その写真はもうありません。あのとき、もし言葉が分かってたら、私の人生変わってたかな?笑
 
 パリは、地下通路が長い!という印象でした。そして、角も多い!なので、結構な確率で全裸コート男に遭遇しました。全裸コート男(何か正式な名前があるんだっけ?)とは、素っ裸にコートだけを羽織って潜んでおり、女子(?)が通るとコートを広げる・・・といった方々のことです。で、医療従事者の私達は、最初でこそ、「変な人」に遭遇した驚き(怖さ)がありましたが、「しも」&「変人」は見慣れており(笑)、彼らが期待する「キャー」は出ず、「おっ」って感じ。彼らには完全に期待外れだったと思います。その彼らの気まずさが面白かったです。ちなみに、2回目以降は、なんならコート広げて真似してました。現在はさらに進化しているようで、そっちに気を取られている間にスリにあうらしい。いや、無事でよかった。笑
 
 多くのジプシーがいたのも衝撃でした。当時の私の乏しい知識では、フランスは「先進国」「ファッション」「フランス料理」という、とても高級なイメージのみだったので、気楽な(先輩についていくのみ)慰安旅行で、何の予備知識もないまま遭遇したあの状況はかなりの衝撃でした。
それ以降の旅はほぼ自分でプランするので、おおよその予備知識はあり渡航しますが、それでもガイドブックにはない、その国々の闇に出会う場面は多々あります。そして改めて考えさせられること、新たな気付きなど、学ぶ機会となります。私にとって、きっとそれも旅の目的なんだと思います。

フリマにハマった
 2回目の海外でハマったものは、フリマ=フリーマーケット・・・これ、アメリカに留学するまで約10年程、Freeだと思ってた。「蚤(flea)の市」なのにね・・・さて、特にフリマにハマった理由は・・・色々なものを売る、たくさんのお店の中から掘り出し物に出会うこと、そして交渉すること(コミュニケーション)に「ワクワクしたから!」ですかね。その時も楽しかったけど、その時getしたロングスカート(パリっぽい)を褒められる機会が多かったことも、ハマった理由になったと思います。
その後の海外旅行では、必ずフリマ開催日を調べ、なんならその日は必ず日程に含めます。
 
フリンのはなし
 慰安旅行につきものなのが、フリン。当時、いや今も?病院内ではさまざまな不倫が発生しています。㊟個人の意見です。
この「慰安旅行」は、まさに不倫旅行のカモフラージュに最適!ということで、毎回、あらたな不倫者たちが発覚する機会でもありました。何でしょうね、あの方たち。バレたくないんだか、バラしたいんだか、そもそもどうでも良いのか。家族がいるのにな~と、思いながらも・・・20代初めの私は興味津々でした。(笑)
この院内不倫、私も誘われたことは幾度となく・・・何でしょうか、あの方々の心理とは。「何人とヤッたか」「ストレスのはけ口」「純愛」・・・まぁ、現実ついていく子もいるわけで。私は、2度目はない高級料理(食後すぐ用事ができ帰宅。笑)は参加していたので、否定も肯定もしませんが。その節はごちそうさまでした。
 
実はパンデミック以降、海外に行けていません。
あ~旅したい!!!
また読んでいただけますと嬉しいです。
Thank you!



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