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訪問時の荷物が重い保健師の話

こんにちは、ペーパー保健師黒井です。

地域包括支援センターではいろいろな家に訪問する。
そして、訪問の時には、必要になりそうな書類などを準備して持っていく。そんな黒井の訪問時の荷物であるが、とても重い。
(黒井が勤務するよつば地域包括支援センターの中で断トツに重かった笑)
利用者さん宅に行くと
「どこに山登りに行くの~笑」とか
「これから旅行?笑」などどよく言われていた。

今日はそんな黒井の荷物をご紹介。
果たして、なぜこんなに重いのか!?

①必要申請書各種

・介護保険申請書
・介護保険区分変更申請書
・介護保険サービス届出書
・契約書(介護予防サービス利用時、包括と利用者とで締結する)
・一人暮らし登録申請書
・基本チェックリスト
・配食サービス利用申請書(3枚セット) など

この申請書(各種)だが、基本的に最低2セットずつ持っていた。
なぜならば、相談当初はおばあちゃんの話だったけれど、話しているうちにおじいちゃんも一緒に申請したい、という話になることがよくあるからだ。
申請書だけでおそらく200g~300gくらいはある。
訪問したときに申請書が足りなくて、一度事務所に戻って、また日程調整して訪問する、という工程が勿体ないと思っているタイプの黒井。
再訪問するくらいなら荷物が重い方がマシ、という感覚で持ち歩いているのだった。

②情報提供用資料

・介護保険ガイドブック
・地域包括支援センター説明パンフレット
・イベントチラシ(介護予防教室等)
・近隣デイサービスパンフレット(運動特化型、1日型、地域密着型等様々なバリエーションで。10施設分くらいは常時持っていた)
・施設概要資料(施設の種類、料金目安など)
・民間サービス(民間ヘルパー、見守りサービス、移動スーパー、宅配スーパー等)

基本的には相談がありそうな内容に関連する資料を持っていけばよい。
(他の職員はたいていそうしている)
しかし、話の途中で「そういえば、これってどうなの?」と急に思ってもいない方向の質問をされることは往々にしてある。その時にサッと資料を提示できた方がスムーズなので、持ち歩いていた。

③利用者さん個人ファイル

黒井の勤務しているよつば地域包括支援センターでは、記載した記録を全て紙に印刷して利用者ごとにファイリングしていた。
なので、関り始めてから長い人たちはファイルが分厚く、重い。

入っている情報は以下の通り。
・基本情報(住所や生年月日、家族構成、既往歴等)
・介護予防サービス利用計画書(どういう状態で、なぜそのサービスを利用するのか、サービス利用にあたる生活の目標はどのようなものか、などが記載されている)
・利用しているサービスからの状況報告書
・申請書各種コピー(どの申請をしているかわからなくならないようにコピーをとって挟んでいた)
・経過支援記録(日誌のような形で、訪問ごとの様子や決定事項、今後の計画などを記載しているもの。)

防犯上の理由から、社用車内に個人ファイルを置きっぱなしにしてはいけないというルールがあった。
(過去に車内に置きっぱなしにして盗難されたケースがあったらしい。)
そのため、3軒連続で訪問する日は3冊常に肌身離さず持ち歩く必要があった。1冊でも重いのに…

④私物

黒井は結構心配性。プライベートでも荷物が多くなるタイプ。
訪問バッグに入っているものは以下の通り。
・傘
・モバイルバッテリー
・文房具(ハサミ、ホッチキス、クリップ、ふせん、メモ帳等)
・クリップボード(机がない場所でもメモを取る用)
・お茶
・お菓子(訪問や勤務中に災害が起こった場合の食料要員)
・財布、
・スマホ
・社用スマホ 等
基本的には、災害等が起こっても最低限生きのびることができるように、という観点での荷物構成になっている。

⑤その他

・血圧計
・体温計
血圧計は、高血圧の診断があっても血圧計が家にない、という人がたまにいるので使う。また、初回訪問などのときは血圧を測ることで、話題作りにも役立つ(血圧ちょうどいいですね!食事や運動気を付けてるんですか?等)

以上が黒井の荷物。
めんどくさがりかつ心配症により、荷物が増えていく。
以前重量を測ったときは7㎏くらいあった。
車での訪問の時はまだ良い。
自転車のときはこの荷物をリュックに入れて、背負いながら訪問へ行く。
こうして今日も黒井は訪問バッグのおかげで体力や筋力が鍛えられていくのであった。

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