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ここ最近、奈良で積雪は年に2、3回だった

朝に起きてなに気にカーテンを少し掴み、窓の外を見て雪が積もっているのを見た時の感覚は、大阪で遅くまで飲んで帰り、山間部の駅で寝過ごしたのを悟るあの時の「はっ!」という「はっ!」に似ている。
目をつむり睡眠と覚醒を繰り返しながら、「まだかな」「もしかして過ぎたかも」と、どこかで自問自答してたりする。しかし、酔っぱらっていると最後は感覚に頼る。「なにか静かやな」、「急に寒くなった、空気が違う」と、覚醒しきっていない脳みその中で、五感だけは無意識に一生懸命働いている。その結果、覚醒する前の刹那、肌感覚で「あーあ、寝過ごしたか…」と不思議に分かってしまう。その後、「はっ!」と目を開ければ、案の定真っ暗な駅に電車が止まろうとしているか、止まっているところか、次の駅に向けて出発しだしたところだ。つまり、僕の場合、おおかた目を開ける前に寝過ごしたことが先にわかっている。
・・・朝の雪もそうだ。変な静けさ、冷気、家の前を通る車はいつもより数が少なく、しかもジュクジュクで湿った音を残していく。

しかし、今朝の雪は、降ったことを肌で感じることができなかった。
年齢のせいで五感が鈍くなったかな?

奈良県人にとって、雪は珍しい。ワンシーズンに数回あるだけ。なので積雪があると多くの人が駅のホームで電車を待つ間にスマホでカシャカシャしたりする。

僕もそのひとりだが、今朝は近くの公園に立ち寄って、コンデジで数枚写真を撮った。積雪の風景は全てが斬新。

僕にしてみれば、どこをみても絶景。

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