2020年8月俳句

今月は44句

秋の蝶買い物してから帰ります
笑つてる旅館のテレビ夏孤高
無花果や区別つかない芸能人
黒い種白い種ある盂蘭盆会
脅されて日記書いてる夏休
いつまでも怒る息子や秋の色
残暑かな嬉しき麺の良く絡む
去年まで住んでいた部屋秋の蜂
お願いしたらすぐにやつてよ稲の花
八月の道八月の挿入歌
初秋の便器ほどほどきれいなり
快晴やとにかく秋の日なりけり
別れても見える人なり稲雀
初めてだから初めてだから浮人形
キッチンに繋がる扉夏の果
プリウスに中指立てる日の盛
ゆふがたのマカロニサラダ秋隣
パン運びパン売る車羽抜鳥
歯茎腫れて穴子寿司の美しや
落とした時に落とした音の鳴る立秋
天の川ちやんと予定を伝えませう
朝顔や肘だけ硬いのかもしれぬ
秋めいて鼻が似ていると言われ
秋晴やコーヒー牛乳隠れ飲む
急かされて食後の西瓜取りにゆく
残暑かな何度もいないいないばあ
秋鯖や動けば動く赤子の目
爪切りのパチンと鳴りて茄子の牛
秋の蚊や良かつたらつて言ったから
飼われることの羨ましさよ秋蛍
味見させ味を聞きをる秋の昼
不機嫌な換気なりけり蚯蚓鳴く
会計の早い病院鰯雲
梨拭けば赤子が笑うなり
秋気満つこれは家庭のことなので
石榴落つ普段盛況だとしても
話し声がうるせえんだよ運動会
秋の昼私は声で分かるから
団栗をそれでも欲しい振りをした
新米にとやかくは言わんけど
桃並べ雄雌の見分け方
豊年や亡き父の事母に聞く
十七時半に帰ればいいよ秋の川
狗尾草じゃあ私が見せちゃるけんね


個人的に好きな句

秋の蝶買い物してから帰ります
笑つてる旅館のテレビ夏孤高
無花果や区別つかない芸能人
黒い種白い種ある盂蘭盆会
脅されて日記書いてる夏休
いつまでも怒る息子や秋の色
残暑かな嬉しき麺の良く絡む
去年まで住んでいた部屋秋の蜂
初秋の便器ほどほどきれいなり
快晴やとにかく秋の日なりけり
プリウスに中指立てる日の盛
ゆふがたのマカロニサラダ秋隣
落とした時に落とした音の鳴る立秋
天の川ちやんと予定を伝えませう
秋晴やコーヒー牛乳隠れ飲む
急かされて食後の西瓜取りにゆく
残暑かな何度もいないいないばあ
秋鯖や動けば動く赤子の目
爪切りのパチンと鳴りて茄子の牛
飼われることの羨ましさよ秋蛍
味見させ味を聞きをる秋の昼
不機嫌な換気なりけり蚯蚓鳴く
会計の早い病院鰯雲
梨拭けば赤子が笑うなり
秋気満つこれは家庭のことなので
話し声がうるせえんだよ運動会
秋の昼私は声で分かるから
新米にとやかくは言わんけど
桃並べ雄雌の見分け方
豊年や亡き父の事母に聞く
狗尾草じゃあ私が見せちゃるけんね

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