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リズム

20歳の時にハーフマラソンを走ったことがある。約21㎞を、2時間かけて走りきる。天気が悪かったこともあり、かなりハードな道のりだった。走り終わった時に、飲んだコカ・コーラは、人生で一番おいしかった。


ハーフマラソンとは言わないまでも、長い距離を走る時に、リズムを保つことを大事にしている。「はっ はっ」とする呼吸のリズムをなるべく一定になるよう意識する。その方が疲れないし、なんだか気持ちがいい。逆に、リズムを急に早くして、ペースを上げるとすごく疲れる。だからリズムは、なるべく一定にして、急な変化をなるべく避けるようにしている。


リズムといえば、生活の中にも存在していると思う。起きる時間や寝る時間、食事や休憩のタイミングなど、生活の中にも決められたリズムがある。僕は、生活のリズムがあまりにも崩れると、色々な迷いや疑問が湧きあがってきて不安になる。そうなると、やる気や元気が減少してしまう。だから、生活するうえでリズムをとることは、かなり大事だと思っている。


そして、考えてみると正社員だった時は、自然と生活リズムが一定にとれていた。月曜から金曜、9時から18時まで働く。この働き方をするために、起床と就寝の時間や、公私を切り替えるタイミングを、ある程度一定にするよう心掛けていた。おかげで、毎日一定の時間に決まったことが出来て、それが結果的にリズムを作っていたと思う。


しかしフリーランスだと、それが難しい。定時も定休日もない。リズムを決めてくれる縛りがない。もちろん正社員と同じように、自分で働く時間をきっちり決めてしまえばよい。しかし、折角フリーランスになったんだから、柔軟性のある働き方をしたいのが本音だ。それこそがフリーランスの売りであるとも思う。


正社員にはない柔軟な働き方をしつつ、それでいて生活リズムを作る。難しいからこそ、出来るようになったら強いんだろう。

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