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おすすめフード系マンガ3選【リライト】



まだまだ雨の日が続きそうなので自宅で過ごす時間も多いはず。

おうち時間にマンガを読むのはどうでしょうか?

年間500冊以上マンガを読み、食べることが大好きな私が選ぶ

食べたり飲んだり料理したりの「フード系マンガ」を3作品紹介します。


ではまず1作目

舞妓さんちのまかないさん    小山愛子 〈既刊16巻(2021年7月現在)〉

□ストーリー
舞台は京都。舞妓さんになるため田舎から出てきたキヨとすー。
しかしキヨは夢破れ、舞妓さんたちが共同生活をしている「屋形」のまかないさん(料理人)として働く。一方幼馴染のすーは、将来を期待される新人として舞妓デビューする。2人を中心とした友情と成長の物語。


16歳にして大人の世界に入り頑張る2人の真っ直ぐな姿に、
心がキューっと、背筋がピーンとなります。

絵がとても優しく繊細なタッチで描かれていて、京都の町や舞妓さんの描写もすごく美しいです。まるで京都を観光している様な感覚になり眺めているだけでも楽しい気持ちになります。

キヨは元々料理が得意なわけでもないのだけど、彼女が仲間たちのために一生懸命作る料理はどれも気持ちがこもっていて美味しそう。

あと、「悪モノ」もほとんど出てこないので心からほっこりしたい、優しい気持ちになりたい!な人におすすめです。京都好きな人にも!



さぼリーマン 飴谷甘太朗  〈全2巻〉
漫画 アビディ井上  原作 萩原天晴

□ストーリー
出版社の営業マンとして働く甘太朗は、仕事も完璧にこなし社内の信頼も厚く超が付くほど真面目。そんな彼には秘密があった。それは仕事をサボり甘味を巡ること。今日も甘味巡りが忙しい!


イケメンの主人公はかなりの甘いもの好き。でも会社ではそんな素振りはまったく見せずにクールに仕事をこなす。
そんな彼が外回りの合間に嬉々としてスイーツを堪能する姿がギャップがあってすごくいい。(笑)

スイーツを一口食べた時の「美味しい」の表現がかなり独特だ。巨大なイチゴが炎をまとい彗星のごとく地球に衝突してきたり、アップルパイの気球に乗って宇宙まで飛んで行ったりする。(ミスター味っ子の味皇を思い出す人も多いはず!)そこをぜひ楽しんで欲しいです。大袈裟かよ!と、つっこみを入れたくなるけど、甘いもの好きな人なら少し納得できてしまうのでは。

出てくるお店は東京にある名店ばかりなので、読んで気になったら実際に食べに行けるのもいいです!


きのう何食べた?   よしながふみ 
 
〈既刊18巻(2021年7月現在)〉

□ストーリー
アラフォーの男性カップル、シロさんとケンジの食卓を中心とした日常の物語。


ドラマ化もされたので好きな方も多いかもですが、より丁寧に2人の関係性や心情の変化が描かれているマンガ版もとてもおすすめです。

同性同士カップルであるが故のいろんな問題と向き合い、だんだんと深まっていく二人の絆のそばにはいつも食べ物がある。誰かと食べるご飯ってほんとにいいですよね。(特に好きな人!)何気ない食卓、スペシャルなディナーも。

料理の小ネタや知識もたくさん出てきて勉強になります。


ぶきっちょなシロさんがたまに口にする優しい言葉にも、ストレートに愛情を示すケンジの姿にも、気づくとにやにやしながら読んでいます。そんな2人のやり取りにキュンキュンしたい方におすすめです!


以上おすすめフード系マンガ3作品でした。

私がフード系マンガが好きな理由のひとつは、

味や匂い、触感などを絵や文字だけで表現できるのがすごい!!!
というマンガ家の先生への尊敬と感動からです。
マンガを読んでいてあまりにも美味しそうで思わず生つばを飲み込んだり、お腹が鳴ったり!お店に走ったり!たまらず夜中にから揚げを作ったこともあるゾ!
おそるべしフードマンガ。

もうひとつは、
食べることや料理することは生活の一部であると同時に、たくさんの小さなドラマが生まれるんだなぁと実感することがよくあるから。

たとえば私はスイカが大好きだけど、スイカを食べると亡くなった父との楽しかった思い出が蘇ったりするし、

ロッテリアのハンバーガーを食べると、学生時代に友人と毎日のようにお店に通って、たわいもない話で盛り上がっていたなぁと思い出したりする。

また、夫と仲直りしたくて彼の好きなコロッケを作ったりするし、

友人に喜んでほしくてケーキ屋さんに1時間並んでみたりする。

食べるシーンを思い返した時にどれも私の生活の一部で、私の小さなドラマなんじゃないかなと思う。誰しもそういう体験があるからこそ登場人物の気持ちに深く寄り添ったり共感したりして読んでしまうのかもしれない。

この他にも紹介したいフード系マンガはたくさんあるのでまた次の機会に!


今回の記事は6/24に書いた記事を添削してもらい、加筆修正してリライトしたものです。
添削前の記事はこちらです↓
https://note.com/hokahokanote/n/nb46d40ea0dcf
良かったら読み比べてみてください!

今年の3月、京都で活躍されているライター江角悠子さんの
『書きたいけど書けない人のためのブログ講座』を受講して、
(その時の記事はこちら。↓)
https://note.com/hokahokanote/n/nc9b4017130d4/edit
もっと書いてみたい、もっと上手に書けるようになりたい!と思い、
現在ライティングコーチをお願いしています。
講座の中で今回の記事を添削してもらいリライトしました。

ただ「おすすめです!」ではなく、どうしておすすめなのか、どこがいいと思ったのか、自分の気持ちを具体的に言葉にして伝えること。
それが私が感じた私にしか書けない文章になること。

など、他にも教えていただいたことに注意しながら、なるべく伝わる様に、読みやすくなる様に書き直したのでぜひ読み比べてもらえると嬉しいです!




ブログ講座やライティングコーチの他にもライター塾を主宰されている
江角さんのページはこちら





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