4.11漫才ライブ

中止と開催と

3/28・29で開催予定だった『くがことみ&すぎやまゆうなファミリーコンサート 長野・石川ツアー』は残念ながら中止しました。(詳しくは前記事で)

でも、同時に、開催することを決めたイベントがあります。

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通常のお笑いライブではありません。前半は普通、後半は客席も舞台も真っ暗にしての漫才ライブです。「耳で笑う新感覚のお笑いライブ」です。こんなお笑いライブはたぶん日本初です。そして、「今までに聞いたことない漫才ライブ」の企画を面白がってくださり、後述する「障害者支援」の趣旨にも賛同してくださった、漫才師さんにご出演していただけることになりました。僕が自信をもって面白いとお勧めできる漫才師6組です。

数年前から考えていたこの企画。新潟市で開催するつもりで年明けから正式に動き始め、急遽4月に開催が可能になって、2月中の告知準備を急ピッチで進めていました。そんな中、新型コロナウイルス感染が全国に広がり、政府のイベント自粛要請があり(2/26)、告知をいつにしようか悩んでいる最中に新潟でも感染者が確認され(2/29)、あれよあれよという間に次々と県内での感染者が確認されました。(3/18時点で22人)

新潟ではイベントは軒並み中止となり、この状況下では新潟県内でのイベント開催はどんなものでも許されないという、イベント主催者にとっては地獄の空気。普通に考えたら中止しかありません。でも、人気芸人さんたちのスケジュールと、相当規模の会場空き具合とを照らし合わせると、ここで中止したら一年近く先になってしまうことが分かりました。

ただ単に「興行」としてのお笑いライブなら中止でもよかったのですが…(告知前だったこともあり、各所のご厚意により損害金も発生しませんでしたので)

このライブは、「障害者さんにも同じようにお笑いを楽しんでもらいたい」という思いもあって企画し、「視覚障害者協会からのご後援」をいただき、「視覚障害者さんをご招待」して、「視覚障害者協会に寄付」をするという趣旨も持つライブでした。なので、中止にすることでその「障害者支援」(支援というより応援)が、1年先になってしまいます。

単純にそれは悔しい。それも、ファミリーコンサートに続いてまた中止なんて、悔しすぎる…。

本音というか、現実的な部分でも、決まっていた3、4月のイベントが軒並み飛んで、コンサート中止による損害も抱えてしまった中、少しでも自分で仕事を作って、家族を養っていく必要もある…。

中止したコンサートと比べると、こちらはまだ感染者のいない富山県での開催。加えて、ターゲットは大人。入念な感染防止対策をして、お客さんにも感染防止に留意してもらって、「健康な大人」に来てもらえれば問題ないんじゃないか…。

毎日悩んで悩みましたが…開催することに決めました。(ライブ詳細はこちら)

この状況下での開催決定、1ヶ月前の告知、3週間での券売…規模と内容を考えたら、きっと前代未聞でしょうし、きっと無謀でしょう。

もちろん批判も覚悟の上です。(全て受け止めます。でも右から左へ流します)

もちろん感染防止対策もしっかり行います。(弊社HPに載せています)

「収束の見えない不安」や「自粛疲れ」を多くの人が感じているからこそ、「笑いの力」で少しでも元気になってもらいたい、と願っています。

株式会社ホイミのモットーは『人を、街を、少しだけ元気にします。』

10年前の会社設立時に掲げたそのモットーに基づき(その辺は以前の記事に書いてます)、「世のため、人のため」を目指して、仕事します。

さぁ、今こそ笑おう!

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