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本当の自分に戻る道のり - 私について②

前回、自分の内側に目を向けるようになったキッカケをnoteしました。

今の私の相方であるインナーチャイルドカードを、母から学び始めたことが「自分の内側に目を向ける=本当の自分に戻る」始まりです。
今回は、内側に目を向け始めてからのことをシェアしたいと思います。

インナーチャイルドカードは78枚あり、1枚1枚に様々なテーマが組み込まれており、順番にもしっかりと意味があります。
1枚ずつ絵を通して自分の内側を見ていくレッスンを数年に渡り行いましたが、自分の潜在意識の中にある普段認識していないこと(インナーチャイルドの記憶や自我、思考の癖、固定概念など)が炙り出されるので、本当に辛くなることも、向き合いたくなくなることも多くありました。

それでも自分と向き合い続けていると、自分の進むべき道が見えてきたり、うまくいかない事や思い通りにならない事も、全ての現実を作っているのは自分だということに気付かされていきます。

夢や目標のなかった私が、初めて聞いたインナーチャイルドの声は「誰にも言えなかった小さい頃の夢、テレビに出る仕事をしたかった!」という言葉でした。
ちょうど周りの友達は絶賛就活中の頃です。
私は新卒の切符を使わず、インナーチャイルドの声に従って、その道を歩み始めます。

トントン拍子で事務所に入ることができ、仕事をもらえるようになりましたが、芸能界という世界は正常な精神でも厳しいことが多い世界。。
普通の社会とは違う楽しいことがあったり、今では経験できないようなことも沢山あって、そこで出会った人や経験は本当に宝物ですが、日々「戦いの毎日」でした。

この仕事一本ですぐに食べていけるようになる訳もないのでアルバイトをしながらの生活。
オーディションや仕事は急に入ることも多く、その度に休んだり、シフトを変わってもらう。
それが続くと店長に嫌われ(笑)、辞めざるを得なくなる…というのが何度も続き、20個以上のありとあらゆるアルバイトをしたかと思います。
ダイエットの為に毎日ジムへ行きながら、ストレスから暴飲暴食、そして落ち込む。。
今思うと、仕事を続ける為に日常生活があり、仕事以外の生活に彩りはありませんでした。
(その中でも「笑い」を生み出す芸人さん達から、いつもパワーをもらっていました)

振り返ると、芸能界で仕事をしている間、

・理想の自分や他者と比べて自分にダメ出しをする、批判する
・「私は何の実力もない」「もっと努力すべき」と自分に厳しくムチを打つ
・自分に自信がない
・上手くいかないことを環境や周りのせいにする
・周りの目を気にしすぎる
・自分の感じたことを正直に言えない(空気の読みすぎ)

こういった状態で、自分に対して愛の欠片もない日々でした。
そんなことを続けているうちに自分の内側を見れなくなり、インナーチャイルドカードの学びを途中で辞めます。
「戦い」という、本来日常にない要素を続けた結果、自分と向き合えなくなり精神的にも不安定になり、夜中に突然泣いて目を覚ましたり、ストレスから髪が抜けたり、過度なダイエットをして体調を崩し、どんどん「本当の自分」から遠のいていきます。

そんな私を見ていた母が、もう一度内側に目を向けることの大切さを教えてくれ、事務所を辞めて、再び「本当の自分」に戻るための学びを再開。
これまでとは違い、本気で自分を変えたいと思い、内側と向き合い始めました。
決して順調に固定観念を手放したり、自我(=エゴ、偽我)を成長させれた訳ではなく、何度も落ちては這い上がり落ちては這い上がり、少しずつ自分が変わっていくのを感じました。すると、どんどん目の前の現実が変化していきます。
自分を変えることは、目の前の現実を変えること。世界を変えていくことになるのです。

色んな事があったけど、初めて聞いた「小さい頃から夢だったテレビに出る仕事をしたい!」というインナーチャイルドの声に従ったことで、本気で自分と向き合い、本当の自分に戻る道に辿り着きました。
「本当の自分」とは、自分のことをもっと上の視点から見守ってくれている、大いなるもう1人の私。
戻るとは、そのもう1人の私の視点に戻ることです。

もう1人の私がいつも私を導いてくれ、たくさんの出会いと気付きがあり、今の私があります。

夢も目標も自信もなく、自分とは何かを外に彷徨い探しに行き、自分を愛する意味も分からなかった私がいたからこそ、自分が分からない人の気持ちが本当によく分かります。

自分の内側に目を向けるとは、
自分を本当の意味で愛すること、
自我や固定観念に気づき「本当の私(真我)」に戻ること、
潜在意識と顕在意識を一致させていくことです。
それが進むと自分の内側が統合され、調和が広がり、自分の外側に起きている事をすごく高い視点で見る事ができます。
どの宗教にも属したことはありませんが、ある意味「悟り」に近い感覚なのかもしれません。
物事の本質を捉える事ができ、外の世界で起きている事に一喜一憂しなくなる。

これからの時代、これがますます重要になります。

「いい大学に行って、いい会社に就職しなさい」と言っていた人生の先輩でもある母は、私以上に自分と向き合っていた姿を側で見てきて、内側だけでなく外見も全くの別人になりました。
そんな私を救ってくれた母は、親でもあり師匠でもあります。
感謝してもしきれませんが、この環境を選んで生まれてきたことをとても幸せなことだと心から思います。
今年は私が誰かの学びのサポートをできるようなプランを考えています。

自分のことをシェアしてみましたが、これもまだ私のほんの一部。
(ここに決して書けないようなことも沢山!笑)
自分の内側に目を向けて、本当の自分に戻れる人が、1人でも多くなるといいなと思う今日この頃です。

読んでいただき、ありがとうございました^^


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