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「法学部で学ぼう」プロジェクトが始まります!


法学部で学ぼうプロジェクトとは?

「法学部って、なんかお堅い学部だよね…」
「法学って、難しそう…」
「法学部って、弁護士になる人が行く学部でしょ?」
「法学って、条文の暗記なんでしょ?」

「法学部」またはそこで学ぶ「法学」にこんなイメージを持ったことはありませんか?

法学は確かに難しそうですし、お堅く見えてしまう部分があるかもしれません。また、将来弁護士等の法曹を目指すわけではない人にとっては、関わりのない学部・学問だと思うかもしれません。

しかし!

「法学」にはきっと皆さんがまだ気が付いていない面白さが、「法学部」には、まだ気が付いていない可能性があります!

「法学部って、こんなに面白いところなんだ!」
「私たちの日常には、こんなに法学が溢れているんだ!」
「法学部卒業後の進路先って、とても幅広いんだ!」
「法学で大切なのは暗記じゃなくて柔軟な解釈なんだ!」

法学部で学ぼうプロジェクトでは、

  • 法学部の魅力や楽しさを伝えるコンテンツ

  • 法学の面白さや学びを理解してもらえるコンテンツ

を皆さんに見ていただき、
「法学部ってなんかいいな。」
「法学って面白い学問なんだな。」
と思ってもらえるような企画を発信していきたいと思います。

プロジェクトを通して、皆さんのイメージが良い意味で覆されることを期待しています。そして、これから進路を考える高校生の皆さんにはぜひ「法学部への進学もちょっと検討してみようかな。」と思ってもらえるとありがたいです。

どこで見ることができる?

本プロジェクトは、

  • YouTubeで配信する動画コンテンツ

  • noteで配信する記事コンテンツ

の2つが、主なコンテンツとなります。

ポータルサイトへアクセスしていただき、興味のあるコンテンツを探してみてください(2023年11月6日から本格始動です)。

何を見ることができる?

YouTubeやWeb記事で、何を見ることができるのか。
主に3つの内容に分かれます。

1.法学部卒業後の将来を知ろう

なぜ大学へ進学するか、ということを考えるとやはり将来の仕事につながることを学びたい、と思う方も多いのではないでしょうか。

もちろん、大学での学び・キャンパスライフ自体もかけがえのないものですし、単なる将来のための通過点というわけでは決してありません。しかし、それでもやはり「法学部を卒業した後の就職先」は、皆さんにとって気になるところですよね。

皆さんは法学部に進学する人の何割程度の人が弁護士や裁判官、検察官などのいわゆる「法曹(ほうそう)」の仕事に就くかご存じですか?

比較的法曹になる人の割合が多い大学でも、(法曹になるために必要な)法科大学院への進学や予備試験の準備者については1割~2割程度に留まります。

他方で、首都圏の大学法学部を卒業した後、民間企業や公務員の道に進む人の割合は、どこの大学でもおおよそ7割~8割程度です。また、その中でも公務員として就職する人の割合が他学部と比べて大きいほか、民間企業では幅広い業界・業種に就職しています。

参考:早稲田大学法学部卒業後の進路先

これは裏を返せば、「法学部を卒業した後は、どんな業界でも幅広く活躍できる!」と言えるでしょう。

法学部で学ぼうプロジェクトでは、法学部卒業後、幅広い進路先の可能性があることを伝えるため、たとえば

  • 様々な業界で活躍する法学部出身の先輩社会人に高校生がインタビューするコンテンツ

  • 先輩社会人が実際の仕事の中で、法学部の経験が活きている場面、法学と関わりのある場面を紹介するコンテンツ

などを配信していく予定です。

2.法学の面白さを知ろう

高校生の皆さんは、法学という学問にどんなイメージを持っていますか?

「法」というと、憲法、民法、刑法…と様々な法律がありますが、高校の授業では憲法の前文を暗記させられたり、難しい条文や判例を見て、「これを全部暗記しなければいけないのか…」と思った方もいるかもしれません。

たしかに法学部に進学をした後、実際の授業を受けると、定期試験のために、■■法の第●条の条文や、実際の判例を覚えて臨まなければいけない、という場面も出てくるでしょう。

しかし、法学の中で大事なのは単なる暗記ではありません。

それよりも大事なことは、一つの法・条文をどう解釈して、目の前の問題や社会全体の課題に当てはめていくか、ということです。

法学の世界では必ずしも100%の正解があるわけではありません。

たとえば「死刑制度」を例にとると、国家が刑罰として被告人に死の制裁を加えることは野蛮だ、として否定する人もいれば、被害者の心情などを考えると最終的に死が刑罰として存在していることには合理性があるとして肯定する人もいます。

それは、どちらかが100%間違っているわけでもなく、それぞれに言い分があることは、皆さんにも理解できると思います。

法学の世界では、「100%の正解が分からない課題」について、法律を適用したり、法律ができた背景を学んでその歴史からヒントを得たり、1つの条文の1つの語句についての意味を真剣に考え、それを解釈することによって正解に近づこうとする学問です。

法学部で学ぼうプロジェクトでは、そういった法学の面白さ・奥深さについて、たとえば

  • 大学教員や法律系の実務家による、身近なトピックの解説をするコンテンツ

  • 法学部生による法学部の魅力を発信するコンテンツ

などを配信していく予定です。

3.新科目「公共」について考えよう

2022年(令和4年)度から高校教科の公民の新科目として「公共」がスタートしました。

皆さんが社会人として生きていくこれからの世の中では、

複雑で変化の激しい社会の中で,様々な情報や出来事を受け止め,主体的に判断しながら,自分を社会の中でどのように位置付け,社会をどう描くかを考え,多様な人生観,世界観ないし価値観をもつ他者と共に生き,課題を解決していくための力が必要となる

文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 公民編』27頁

と言われています。

これからの世の中を生きていくうえで、様々な個人、組織、団体、国と関わっていく中で、「法学的な思考力」は必ず身につけておくべき能力の一つになるでしょう。

実際に各出版社の発行している『公共』の教科書には、一例ですが、

  • 初めての選挙、誰に投票する?(『高等学校 公共』帝国書院)

  • 日本の領土をめぐる情勢(『新版 公共』数研出版)

  • 「忘れられる権利」は認められるべきか?(『高等学校 公共』教育図書)

などの、法学的な思考力が必要なテーマが挙げられています。

新科目「公共」について、法学部で学ぼうプロジェクトでは、たとえば、

  • 「公共」と「法学」の関わりを紹介するコンテンツ

  • 「公共」でテーマとなるトピックを解説するコンテンツ

を配信していく予定です。

最後に

ここまで記事を読んでくださって、プロジェクトで配信しているコンテンツにちょっと興味が湧いてきたかも…という方はぜひ、noteのフォローやInstagramのフォロー、YouTubeのチャンネル登録をお願いします!

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なお、法学部で学ぼうプロジェクトでは過去の取り組みとして、
『「法学部」が面白いほどよくわかる』
という雑誌を刊行しました。
まだAmazonではkindle版もありますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください!

今後、さらに皆さんの考え方が変わるコンテンツを届けていきますので、ぜひお楽しみに!

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