読書が人生を変える(樺沢紫苑さん著・『読書脳』の読書感想)
樺沢紫苑さん著『読書脳』を読みました。
この本を読み、私は
「読書が人生を変えてくれた経験」
を思い出さずにはいられませんでした。
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3年前のこと。
わたしは
激務と人間関係のストレスで
メンタルダウンしました。
幸せになるために頑張ったのに、
がんばればがんばるほど、
どんどん幸せから遠ざかっていく。
そのことがつらくてつらくて、
暗い部屋で何度も泣きました。
真っ暗闇の世界で、
わたしは答えを見いだせず
彷徨いつづけたのです。
そんなとき
友人から一冊の本をすすめられました。
その本とは、
樺沢紫苑さん著
『3つの幸福』です。
わたしはスグに書店に駆けつけ、
レジに並び、
本を買いました。
「幸福」という言葉に、
強烈に惹かれるものがあったのでしょう。
そして本を読み、
脳天に稲妻が落ちる衝撃を味わいました。
幸せの価値観が
ガラリと変わる音がしたのです。
「幸せという漠然とした概念を、
ここまで明快に語れる方がいるなんて……」
3つの幸福を読み、わたしは
樺沢紫苑さんの文章や考え方に
とてつもなく惹かれました。
私は
「樺沢紫苑さんのような生き方をしたいっ!」
と強く思ったのです。
『読書脳』には
次のように書かれています。
私はそこで、
樺沢紫苑さんのご著書を
15冊以上読み込みました。
次第に
樺沢紫苑さんの思想の根底にあるものに触れて、
人生を幸せに生きるためのヒント
を見つけた気持ちになりました。
樺沢紫苑さんのご著書で、
必ずといっていいほど
登場する言葉があります。
それは
「アウトプット」
です。
アウトプットとは、
話す・書く・行動する・情報発信すること。
『読書脳』には
アウトプットについて
次のように書かれています。
先生の教えに感化されたわたしは、
本の感想を
SNSで情報発信することにしました。
ちなみに当時のわたしは、
SNSの大シロウト。
mixi以来の
十数年ぶりのSNSデビューで、
内心では発信することに
ビクビクしていました。
けれども、
思い切って投稿していると、
少しずついいねやコメントなどの
反応をもらえるようになったのです。
今考えれば、これが
「自分の気づきに価値を与えてもらった」
初めての経験だったのかもしれません。
読書が、
インプットからアウトプットするものに変わった
瞬間ともいえるでしょう。
反応があるたびに、
なんだか自分を受け入れてもらえた気がして、
小躍りして喜んでいたのを、
いまでも覚えています。
そのうち、
わたしのこころには、
ある想いがふつふつと沸き起こりました。
「樺沢紫苑さんに直接会いたいっ!」
ちょうどそんなときに、
樺沢紫苑さんのメルマガで
「セミナーの案内」が届いたのです!
絶好のチャンス!
それでも、実をいうと、
未知の経験がこわくて、
なかなか「申込」のボタンを
押せない自分がいました。
けれども、
『読書脳※』に書かれた次の一文が
わたしの背中を押したのです。
※正確にいえば、
当時発刊されていた原作である
『読んだら忘れない読書術』
「……よし、会いに行こう」
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、
わたしはボタンをクリックしました。
そして当日。
いざ来場し、
セミナーを受けると……
圧巻でした。
それはまるで
ライブに参加するような
アツい熱量。
その道の最前線のノウハウ、
講師陣がぶつける熱い想い、
学びを得ようとする会場の雰囲気が、
ビシビシ心に染み入ってきました。
言葉を超えたメッセージや、
魂を揺さぶる感動に
「なんて知的刺激に満ちた場なんだ……」
と思わず声を漏らしことを、
今でも覚えています。
またその場で私は、
多くの仲間と出会うことになります。
価値観を同じくする、
やさしくも志たかい方々。
包まれるような温かさと、
社会貢献へのつよい想いに触れると、
わたしはホッとするような
安心感につつまれます。
そう、
わたしはようやく、
社会に居場所を見つけたのです。
以来、
リアルの魅力に取り憑かれたわたしは、
月1回上京し、
セミナーに参加しています。
このような行動を繰り返すうちに、
すこしずつ奇跡のような出来事が
起こり始めました。
・読書感想コンテストで9回受賞
・6媒体で情報発信
・SNS総フォロワー6,000人超え
・出版コンペにて出版社から手が挙がる、など……
3年前の私が見たら、
信じられないような出来事ばかりです。
けれどもいま振り返ってみても、
なにか特別なことをしたわけでは
決してありません。
すべての出発点は、
一冊の本でした。
その一冊から、
無数の可能性が開けていきました。
『読書脳』には次のような一節があります。
本当にそのとおりだなぁ、と
つくづく思います。
それまで私にとって、
読書することは
「ゴール」でした。
けれどもいまは、
読書は
「ゴール」ではなく
「スタート」
だと考えています。
この意識の変化が、
わたしの人生を
決定的に変えてくれました。
本の先には、
著者がいます。
関連コンテンツがあります。
著者のファンもいます。
読書という入り口をつうじて、
知識と出会い、
人と出会い、
生き方と出会う。
読書の先には、
無限の可能性が
わたしたちを待ちうけているのです。
その可能性にアクセスするために
必要なのが
「本を読んでアウトプットする」
ことです。
本を読んだら、
感想を書く、
著者を調べる、
他の本を読む、
実際に会いに行く、
仲間と会ってみるなど……
実際にアウトプットすることで、
次の出会いが生まれ、
導かれるように
私の人生を運んでくれたのです。
読書脳を実践したおかげで、
わたしはずいぶん、
生きることが楽しくなりました。
それまでは、
小さな世界のなかで、
閉塞感をおぼえながら、
解決策もみあたらず、
希望を持てない日々を過ごしていました。
けれども
読書脳を実践することで、
悩みの解決手段が増え、
メンターと出会い、
仲間とつながり、
居場所が生まれ、
自分ひとりでは知りえない
多くの生き方に触れることができました。
人生の選択肢が広がったことで、
「いま上手くいかなくても、
他にもいろいろな道があるよね」と、
楽観的に構えることができるようになりました。
もちろん
不安がなくなったわけではありません。
いま私は
人生の過渡期に立っています。
どの道を選ぶべきか、
本当にこのままでいいのか、
わらっちゃう位、
悩むことばかりです。
それでも。
3年前のわたしと、
今のわたしで、
決定的に違うことがあります。
それは
「読書をつうじて世界に触れた経験」
です。
私には
本があります。
メンターがいます。
仲間がいます。
いろいろな生き方があることを
知っています。
本の先にある無限の可能性が、
どんなときだって、
わたしを勇気づけてくれるのです。
わたしは、もうひとりじゃない。
本『読書脳』は、
本を通じて世界とつながるための
水先案内人です。
アウトプット読書を通じ、
世界とつながるためのノウハウを
丁寧に指南してくれます。
これからの人生、
迷うことがあれば、
いつだってこの本に立ち返ります。
先人・偉人・仲間のエールを
からだ一杯感じながら、
わたしは
自分の人生を切り拓きます。
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