棲む場所について。
敢えて「棲む」といいます。
なんだか、こっちの方が生活に根付いている気がして…
先の記事でハハの田舎について触れましたが、ハハが子供の頃は牛と馬が家で飼われていて田作りに使われていたらしいです。
機械を買ったあとは食肉に出してしまったそうですが、牛や馬を繋いでいた柿の木は私が成人する頃まで残っていました。
牛や馬は優しい目をしていたとハハは言っていました。
近所には豚を飼っていた家もあり、学校から帰るときにハハは豚に襲われたそうで、ハハは大人になっても豚が苦手なようでした。
私は通っていた幼稚園の隣が畜産農家だったため、豚は見慣れていました。
豚ってとても大きいので初めて見た人はびっくりすると思います。
こんな田舎者の私は卵の値上がりにも文句は言えませんでした。
鶏って気温の変化に弱くて、すぐ卵を産まなくなってしまうんです。
夏場なんかは地元の養鶏場でも「産まんなぁ…」と農家さんが頭を抱えるものです。
特に昔ながらの屋外農場では気温管理が難しいんですよね。
鳥インフルエンザが一羽でも見つかれば、鶏舎どころか農場全部殺処分になります。
私は知り合いの農家さんが泣いているのを見たことがあります。
皆さん質素な服を着て、それこそ晴れ着なんて地元の祭りで着る法被くらい。
養鶏農家さんにお金持ちなんかいませんでした。
皆さんお年を召されて、引退し、誰かに引き継がせることもせずご隠居なさっています。
なぜ引き継がせなかったかと問えば、
「お金と体力ばかり持っていかれて儲からないから」だそう。
私は「ピーターラビットシリーズ」に出てくる「田舎ねずみティミー」です。
ティミーは野菜かごの中で眠ってしまい、都会に運ばれ、都会ねずみのジョニーと友達になりますが都会が合わず田舎に帰っていきました。
後日、ジョニーのほうが会いに来ますが、ティミーの周りの牛などを怖がり都会に帰っていきました。
それぞれ棲まうに都合よい場所は違うのでしょうね。
私はPTSDの治療の前前段階で、まだ大した成果は出ていないのですが、回復してきたらいずれこの地を去り別の場所で暮らすと思います。
個人的には関西地方や山陽地方を希望していますが、どうなることやら。
海があり人が少なく、静かな村で過ごしたいという夢があります。
田舎者には田舎が合っているんですよね(苦笑)。
どこに棲まうにせよ味噌だけは今の土地のものを通販するだろうとは思います。
味噌だけはよその土地に馴染めません😅
ハハの田舎について↓
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