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アナリスト育成〜日本ホッケー界の今とこれから〜

これは「スポーツアナリティクス Advent Calendar 2022」の13日目の記事です。


昨年はオリンピックでどのようなことをしていたかを投稿しましたが、

今年は日本ホッケー界のアナリストの現状、そしてこれからのお話を。

1.日本ホッケー界のアナリスト事情

現在、男女日本代表チームはもちろんアナリストがいますが、国内最高峰の日本リーグのチームにはなんとアナリストは男女26チーム中4チーム。
そして、全員が日本代表のアナリストを兼任してる為、チーム単体でのアナリストは0という、なんとも残念な状況です。
※HP等、情報収集をした結果ですが、そんなことない!私は日本リーグチームのみでアナリストとして闘ってる!という方がいたらごめんなさい…ご連絡ください。
昨年投稿した記事にも記載した通り、10年以上も前から日本代表チームではリアルタイムにベンチでデータを見るのが当たり前のスポーツなのに、日本代表以外では進んでいない状況。

2.協会としてこれから取り組んでいくこと

代表に関わってからアナリストの重要性を伝え続けていたところ、ちょうど今年、日本ホッケー協会の体制が大きく変わりました。

代表理事 (会⾧) および新役員選任のお知らせhttps://www.hockey.or.jp/news/press/release/pt2022061164860.html

組織の改変
https://www.hockey.or.jp/jha/organization

嬉しいことに、アナリスト重要性を理解してくれている方々が動いてくれて、これからこんな取り組みに関わることになりました。

1.指導者育成部 で、コーチの質を高める為のプロジェクト
2.テクノロジー&ディベロップメント部 で、アナリスト育成プロジェクト

上記2つのプロジェクトに関してはスタートしたばかりですが、今後取り組みを発信できたらと思います。
 
アナリストを増やすためには、なりたい人を発掘および育成することはもちろんですが、やはりチームの監督含めコーチ陣等が必要と思ってくれないとなかなか厳しいのかなと思います。
最終的にアナリストがいるチームが増えることにより、日本のホッケー界の質向上につながると確信は持っているので、これからもアナリスト界、ホッケー界の発展に貢献できるよう取り組んでいきます。

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