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情景101.「空港のカーテンウォール」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「空港のカーテンウォール」です。

高い天井、好きですか。
私は大好き。
ガラス壁、好きですか。
それもかなり好き。

私にとって、空港は魅力が尽きない場所です。

ほどよい非日常感。
行き交う人々のそれぞれの“旅感”。
役割ごとにしっかりと管理された空間。
レストランが街場より輝いて見える。
カツカレーもいつもより2割増くらい美味しい気がする。
(お値段も2割増な気がしなくもない)

そして何より、場の開放感。

広い。

外の滑走路が見渡せるガラス壁と、天井の高さからくる開放感がとても好きですね。

私は福岡のひとなので初めての空港は福岡空港で、ターミナルの広さに「ほぇー……」と圧倒されたのをよく覚えています。
なんなら、今もその「ほぇー……」という感覚に浸るのも好きなくらいです。

特に、福岡空港の国際線のターミナルは天井が高くて立っているだけで気持ちがいい。

そんなことを思いながら情景の要素を組み合わせて書いたのがこの「空港のカーテンウォール」。
空港という場所に、さらりとしたひとやり取りを添えてみました。

空港でガラス壁ごしに滑走路を眺めながら通話するふたり。
そんな情景。
お楽しみください。


あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。

どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。



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