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情景104.「夕陽と影」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「夕陽と影」です。

自分の足元で影と夕陽がじゃれあう。
影に覆い隠されていく中に差す陽光が一瞬のハイライトをつくる。

谷崎潤一郎の随筆で「陰翳礼讃」ってありますよね。
それを意識して、とまではいいませんが、暗がりの奥にある何か美しいものを、光の当たらない部分におかしみや一種の美しさみたいなものを感じに共感しながらこの情景を書いていました。

なんとなく、わかります。
からの、一瞬ひざしが差し入ってきて表情をあざやかに浮かび上がらせる。
その急激なギャップの書きぶり。手前味噌ながら気に入っています。

ともあれ、今日も一日、おつかれさまです。
もし朝にお見かけいただけたのなら、おはようございます。

よい一日を。
お楽しみください。

※※『あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。※※

どこから読んでも大丈夫。
ぜひ、目次から好きな情景をえらんで読んでみてください。


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