情景97.「半透明でおぼろげな」【掌編小説 at カクヨム】
今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「半透明でおぼろげな」です。
窓ガラスごしに眺める景色。
窓ガラスが反射して映し出すもの。
重なったときに生まれる情景のこと。
ずいぶんと静かな情景です。
雨が降る日にそれを眺めていただけの、それだけの情景を書き出しています。
ただ、個人的にはかなりお気に入りの情景。
この「半透明でおぼろげな」は、雨が街を潤す景色を眺める、というシーンを描いてみたくて書いたものです。
そうして過ごす時間の、静かでゆったりと