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情景202.「湯けむりに夜風」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「湯けむりに夜風」です。

お風呂の情景です。
そっと窓を開けるの好き。風がつめたい。
風邪ひかないようにね。

湯ぶねにどっぷりと浸かりたい
“どっぷり”とですよ。

湯がちょっとあふれてざざーって音がして、
「ふへぇー」とかだらしない声が出るような。
そんなどっぷりな浸かり方。

落ちついたら、窓をちょっと開けて外の空気に触れてみたり。

湯冷めと隣り合わせな情景。
みなさんは経験ありますか。

記憶とは、あなたの中にある引き出しや紐つきの天窓にしまってあるもの。
あなたの記憶の天窓を開く音の情景、お楽しみください。


あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。

どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。



最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひ感想を聞かせてください。