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sakuramochi925
情景202.「湯けむりに夜風」【掌編小説 at カクヨム】
今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「湯けむりに夜風」です。
お風呂の情景です。
そっと窓を開けるの好き。風がつめたい。
風邪ひかないようにね。
湯ぶねにどっぷりと浸かりたい
“どっぷり”とですよ。
湯がちょっとあふれてざざーって音がして、
「ふへぇー」とかだらしない声が出るような。
そんなどっぷりな浸かり方。
落ちついたら、窓をちょっと開けて外の空気に触れてみたり。
湯冷めと隣り合わせな情景。
みなさんは経験ありますか。
記憶とは、あなたの中にある引き出しや紐つきの天窓にしまってあるもの。
あなたの記憶の天窓を開く音の情景、お楽しみください。
『あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。
どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひ感想を聞かせてください。