情景63.「乾いた記憶。野晒しの部屋」【掌編小説 at カクヨム】
今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「乾いた記憶。野晒しの部屋」です。
「野晒しの部屋」という言い方が合っているのかは、まァ、どうなのでしょう。
ただ、今っていろんなところにこういう風化しそうな部屋……もとい“空間”があるんじゃないかって、そう思ったんです。
じっと、佇むように。
「野晒しの部屋」、もしくは「忘れられた部屋」。なんて言うと、なんだかハリーポッターに出てきそうな字面ですね。
ただ、私がそういう場所に出くわすとき、そこがかつて躍動