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YOUR TIME(ユア・タイム)要約-4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術


あなたは時間を効率的に使えていますか?

恐らく多くの人が「No」と答えるでしょう。

僕も正直、時間を効率的に使えてるとは思ってないです。

なので、今回は時間術の本である「YOUR TIME(ユア・タイム)」を要約していこうと思います。

いつもは本数冊を元に記事を書いているのですが、今回はこの本が良すぎたので1冊を要約していこうと思います。

ぜひこの記事を参考にして、時間管理を極めていきましょう。

時間術に聖杯はないという残酷な真実

まず結論から言うと、万人に効く時間術というものは存在しません。

なぜかと言うと、人によって性格やタイプが違うので合う合わないがあるからです。

そして、この本ではタイプを2つの観点から診断しています。

その2つとは、「予期」「想起」です。

それぞれ具体的に解説していきます。

観点1「予期」

まず「予期」とは、将来に対する物の見方です。

人間には、将来との繋がりが濃い人と薄い人がいます。

将来との繋がりは濃いとは、「将来の自分を今の自分から連想できるか」ということになります。

この将来の繋がりが濃い人ほど、将来の自分のために努力を惜しまない傾向があります。

逆に将来の繋がりが薄い人は、将来の自分を他人事のように思ってしまう傾向があります。

なので、将来の繋がりが薄い人は、健康レベルが低かったり、成績も悪かったりします。

悪い言い方をすると、その場しのぎをしようとする人たちです。

また、「予期」が多い人と少ない人がいます。

「予期」が多い人とは、「やらなければいけないと思うことが多い人」です。

「これもやらなきゃいけないし、あれもやらないといけない。。」
とよく感じる人は、この「予期」が多い人に当たります。

この予期の傾向によって合う時間術が異なるので、自分の「予期」濃いか薄いか、多いか少ないかを考えてみてください。

ちなみに、本を購入すると診断テストを受けることができます。

観点2「想起」

2つの観点は、「想起」です。

これは、過去に対する物の見方です。

まず、「想起」は正しい人と誤ってる人がいます。

想起が誤ってる人とは、「過去の結果を間違って記憶してる人」です。

例えばこのような人は、本当は2週間かかったタスクを1週間で終わったと勘違いしてたりします。

次に、「想起」がポジティブな人とネガティブな人がいます。

ポジティブな人は、「あのタスクを1週間で終わらせられたなんて俺は優秀だな」と思うような人です。

逆にネガティブな人は、「あのタスクは3日で終わらせるべきだった。。」と過去の結果を否定的に捉えてしまう人です。

こちらも、自分の「想起」が正しいのか誤っているのか、ポジティブなのかネガティブなのかを考えてみましょう。

ちなみに、この「予期」と「想起」それぞれの時間タイプは生まれつきではなく、時期やタスクによって異なるので定期的に確認しましょう。

タイプ別時間術「予期」

まず、「予期」は次のことを意識する必要があります。

  • 予期が薄くないかどうか

  • 予期が濃すぎないかどうか

  • 予期が多すぎないかどうか

それぞれ具体的に解説していきます。

予期が薄くないかどうか

まず、予期が薄くないかどうかを確認しましょう。

先ほども説明したように、予期が薄いと将来のた目の大事な行動が取れないです。

なので、予期が薄い人は予期を濃くする必要があります。

そして、そのための最も効果的な手法は、「タイムボクシング」というものになります。

「タイムボクシング」は簡単に言うと、「時間割」です。

そして、1つのボックスごとに具体的な目標を決める必要があります。

例えば、「9~10時はブログを1000文字書く」、「11~12時はプログラミングを1時間勉強する」といった感じ。

そして、この1つのボックスは将来の目標から逆算しましょう。

例えば、「1週間で3000文字程度のブログ記事を2本執筆したい」という目標があった場合に、先ほどのようなタスクになるわけです。

さらに具体的に説明すると、以下のような感じです。

  • 「1週間で3000文字程度のブログ記事を2本執筆したいということは、1週間で約6000文字書く必要があるな。」

  • 「ということは、1日に1000文字書けば、余裕を持って目標が達成できそうだ。」

この手法を使うことで、予期が薄い人でも将来の自分との繋がりを濃く感じることができるため、タスクに集中して取り組めるようになります。

また、この1つ1つのタスクをさらに細かく分解しておくと、さらに効果的です。

例えば、「ブログを1000文字書く」という目標の場合は以下のように分解できます。

  • リサーチ20分

  • 構成を考える 20分

  • 執筆 20分

全てのタスクに毎回やるのは面倒だと思うので、大きめのタスクや、何をやれば良いか具体的にわからない場合にやると良いと思います。

予期が濃すぎないかどうか

次は、予期が濃すぎないかどうかも確認しましょう。

基本的には予期は濃い方が、将来のための行動を取れるので良いです。

けれど、濃すぎると今の楽しみを犠牲にし過ぎてしまうので、人生の満足度が下がってしまいます。

なので、ここもしっかりと対策しておく必要があります。

具体的には、「プレコミットメント」という手法が効果的です。

「プレコミットメント」とは、将来の楽しみを事前に計画しておくという手法になります。

例えば、「1ヶ月後の25日にホテルの予約をしておく」などです。

この手法は先の予定を立てておく方が効果的なので、できれば1年先くらいの予約をしておきましょう。

これをするこで、人生の楽しみを作れるので、人生の満足度を下げなくてすみます。

また頑張った後などに、自分のためのご褒美を上げるのもアリです。

例えば、「ブログを1本書いた後は友達と飲みに行っても良い」というようなルールを作っておくと良いでしょう。

予期が多すぎないかどうか

最後に、予期が多すぎないかどうかも気をつけましょう。

これの対策としては、「SSCエクササイズ」一択です。

SSCとは、Start、Stop、Continueの略です。

要は、「タスクの優先順位を付けて、そのタスクを続けるかどうか判断する手法」になります。

具体的な手順としては以下の通りです。

  1. 今後1週間でやろとしてるタスクを書き出す

  2. 次の観点でそれぞれ4点満点で点数をつける
    このタスクが成功した時に周りに良い影響を与えられるか?
    もし大事な人が入院していて忙しい時でもこのタスクに時間を割くか?
    もしお金が充分にある場合でもこのタスクをする必要があるか?
    このタスクは自分にしかできないことか?

  3. 10点に満たないタスクはやる価値が低いので対策する

10点に満たないタスクは、他人に任せるか、完全に辞めてしまうかしましょう。

こうすることで、無駄なタスクに気を取られなくなります。

また10点未満のタスクでも、工夫すれば点数を上げられる可能性があるので、ここも少し考えてみましょう。

タイプ別時間術「想起」

「想起」は次のことを意識する必要があります。

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