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スライドで授業する世界史

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2020年7月の記事一覧

88.名誉革命

①ステュアート家の王政復古 フランスのルイ14世のところへ亡命していたチャールズ1世の息子たち。 チャールズ2世とジェームズ2世。 長いことフランスにいたためにゴリゴリのカトリックとなっていた。そしてルイ14世にかりがある。 王政復古はいいが、イギリス国教会がなくなるのは貴族たちはよしとはしなかった。だから議会でこのカトリック息子たちの横暴を防ぐ方法を考えた。 審査法:公務員がイギリス国教会のみ 人身保護法:国王が勝手に逮捕することはできない。 カトリックかどう

87.独裁は王がやることではない。

①王がいなくなった後。 リーダーを貴族の不満によって処刑してしまった。次に政治を行うのはクロムウェルだ。 クロムウェルがイギリスを引っ張るということで市民たちも応援した。こいつらを水平派という。 そしてクロムウェルは水平派を弾圧した。文字もかけない奴らが政治なんかわかるわけないだろう。愚民は黙ってろということ。 学がない者は何もいう資格はないし、戦えもしない。弾圧されたとしても対抗する手段すら知らない。不満だけ言ってストレス発散して酒飲んで寝ていろ。 ②クロムウェル

86.ピューリタン革命

①スコットランド反乱 ステュアート家だけではこの反乱を抑えられないから貴族も手伝ってもらおうと協力を要請するも貴族はこれを拒否。理由は議会を停止したから。 議会をしぶしぶ開くチャールズ1世。 チャールズ「さあ、議会を開いだぞ。兵を集めるから金を出せ!」 議会「我々はそんな話はしない。代わりに11年間にも及ぶチャールズ1世の独裁を強く非難する!」 チャールズ「うるさい。やはり貴族どもは・・・。議会を解散する。」 これが短期議会。 ②続くスコットランド反乱。 つい

85. ステュアート家

①テューダー家断絶 「私はイギリスと結婚しました。」 そういったエリザベスは子供を作らずにそのまま家は断絶。 議会は次の王を選ぼうと探した。ヘンリ8世の姉がスコットランドへ嫁に行っている。その子孫のジェームズ1世をイングランド王として招くことになった。 ジェームズはスコットランドとイングランドを往復しながら小さな島の王になった。こうしてステュアート家が次の王朝になった。 ②誤算だった議会。 なんとジェームズ1世は絶対王政を強制。イギリス議会のルールを全部無視した。

84.キリスト教宗派内訳(高校世界史)

①違いはリーダーと天国への行き方 リーダー。 カトリック=教皇(選挙によって選出、頂点に立つ) カルヴァン=長老(選挙によって選出、頂点とかない。) 天国への行き方 カトリック=いい行いをしろ。(贖宥状に行き着く考え) カルヴァン=生まれた時から決まっている(予定説) ②イギリス国教会は? イギリス国教会のリーダーはイギリス国王。首長法で決定している。 そして予定説を採用した。 ③ピューリタンたち。 イギリスの中には3つのプロテスタントの派閥がある。

83.エリザベス1世

①アン=ブーリンとの子供。 イギリス国境会が成立したため、離婚の許可を教皇に取らなくて良くなったのでキャサリンと離婚。かわいそうなキャサリン。 アン=ブーリンの子供が無事生まれた。エリザベス。女の子。 ヘンリ8世は次第に男の子が欲しくなって新しい女に手を出す。ジェーンシーモア。 ②歴史は繰り返す ジェーンシーモアのお腹が大きくなる。そして今度はアン=ブーリンが邪魔になる。 ヘンリ8世「アンよ。お前は私以外の男と不倫しているのは知っている。姦通罪で斬首刑に処す。」

82.イギリス国教会の成立

①ヘンリ7世の息子たち。 ヘンリ7世は大陸で強力な力のあるハプスブルク家の嫁さんを連れてきた。しかし、嫁いだ先の兄が死んでしまう・・・。 嫁を実家に帰らせるにはもったいない。まだ若いし。だから弟に嫁がせた。弟からしたらたまったもんじゃない。 ②弟の名前はヘンリ8世 やがてヘンリ7世が死ぬと、王位についたのはその弟、ヘンリ8世。夫婦仲はとても仲が悪い。そしてヘンリ8世は他の女に手を出しまくることになる。 まあ、やることやって娘は生まれるのだが。娘の名前はメアリ。 ヘ

81. イギリス宗教改革

①薔薇戦争を終わらせたもの イギリスはノルマン人が作った国。その後、フランスとの領土問題に荒れ、百年戦争。フランスのジャンヌ=ダルクの登場によって形勢逆転負け。イギリスは戦争の余波から貴族同士の争いが勃発、これが薔薇戦争。30年余り続いた薔薇戦争を終わらせたのがテューダー家だった。 テューダー家のヘンリ7世は反抗する貴族を星室庁裁判所で次々と処罰。地さらに地方はジェントリの自治に任せた。フランスは中央から長官を任命したわけだが、イギリスは違う。 ②ジェントリの存在 主

80.七年戦争

①外交革命 オーストリア継承戦争での苦い経験を拭おうとマリア=テレジア。プロイセンを叩くためにプライドをかなぐりすてる。 フランスに使者を送る。プロイセンがドイツを統一すればフランスに脅威になる旨を必死に伝える。 ブルボン家ルイ15世は度重なる戦争で犬猿の仲であるハプスブルク家からの使者に耳を傾ける。そして手を組むことを決意。 これが外交革命である。まだマリア=テレジアは終わらない。 ロシアにも使者を送る。もしプロイセンがドイツを統一すれば北海やバルト海に影響力を行

79.ナンバー2プロイセン

①三十年戦争後 三十年戦争の講和条約、ウェストファリア条約。この条約で神聖ローマ帝国が事実上崩壊した。ドイツはもっとバラバラになった。 ドイツで一番力が強いオーストリア=ハプスブルク家。そしてナンバー2がプロイセンのホーエンツォレルン家。 しかしプロイセンは貧しい農業国。貴族たちは地主(ユンカー)と呼ばれ、地代で生活を送っていた。 ②ホーエンツォレルン家 プロイセンをドイツの強大国として成長させたのはフリードリヒ・ヴィルヘルム1世。敷地をグラウンドにして飾りなどなく

78.ロシア絶対王政その3

①ロマノフ家の家系図 ピョートルが風邪でなくなると、奥さんが代わりに皇帝となる。ノルマン人系だからサリカ法典とか関係ないし。 そして次、エリザベータの時に七年戦争。後少しでプロイセンを倒せるという時にエリザベータが肥満で死亡。そして次のピョートル3世はなんとプロイセンを敬愛していたため、戦争から離脱!無能! ピョートル3世は人形遊びばかりしていて精神的に幼いとされている。ここに世継ぎがなかったためにドイツから嫁いできてもらった。名前がエカチェリーナ。ドイツから田舎のロシ

77.ロシア絶対王政その2

①コサックの反乱。 領土が拡大してくると反乱が起きる。コサックだ。 コサックが減税を求めて反乱を起こしたスチェパン=ラジーンの乱を契機にしてロシアは考えていた。 コサックに頼らない常備軍が必要だ。 ②ピョートル1世の留学? ロシアもヨーロッパの先進国に追いつこうと技術者を集めて吸収しようと必死だった。そんなところに一人の少年が。ピョートルである。ピョートルは外国のおじさんんたちが見たこともないような船や武器を作るもんだから夢中になった。そして大人になったとき、自分も

76.ロシア絶対王政その1

①ロシア=ノルマン人が作った。 ノヴゴロド国。キエフ公国。こうした国がロシアが源流。この国々はモンゴル人によって征服された。モンゴルは強力な騎馬を用いて瞬く間にユーラシアを飲み込んでいった。 あの馬鹿でかいモンゴルだが、財産は兄弟で分配するという決まりから領土も分配され、細かーくなっていく。そしてヨーロッパ方面バトゥがキプチャクハン国を立てた。 ヨーロッパ方面はワールシュタットの戦いで進軍がストップしたため、ドイツやフランスまでは来なかった。 ②モンゴル人からの独立

75.30年も戦争するなんてあり得なくない?

①きっかけは反乱。 ハプスブルク家神聖ローマ帝国はカトリックの守護者。しかし、ここにルターが現れて宗教改革が起こった。 結果、アウクスブルク宗教和議で領邦ごとに宗派を選んでいいことになった。 問題はベーメン。ここは以前、異端者フスがいた地域。まだまだカトリックへの恨みは根強い。しかしベーメンの領邦はカトリックでいくと言い出した。ベーメンの人々は当然反乱するに決まっている。 ②ベーメンに応援する領邦。 ベーメンを支援するザクセンをはじめにするルター派の領邦。 それに