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77.ロシア絶対王政その2

①コサックの反乱。

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領土が拡大してくると反乱が起きる。コサックだ。

コサックが減税を求めて反乱を起こしたスチェパン=ラジーンの乱を契機にしてロシアは考えていた。

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コサックに頼らない常備軍が必要だ。

②ピョートル1世の留学?

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ロシアもヨーロッパの先進国に追いつこうと技術者を集めて吸収しようと必死だった。そんなところに一人の少年が。ピョートルである。ピョートルは外国のおじさんんたちが見たこともないような船や武器を作るもんだから夢中になった。そして大人になったとき、自分も使節団の中に隠れて入り込んで世界を回った。イギリス。オランダ。新鮮に見えたことだろう。田舎ロシアと違って。

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そして自分も船の作り方を学びたいと、なんと船大工になってしまった。周囲はあまりの体軀の大きさに皇帝だと気づいていたようだった。

日本でいうところの岩倉使節団に天皇陛下がついていった具合か。文字にするだけで恐ろしい。

③無事帰国する大帝。

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無事ロシアに帰ってきたピョートル1世。出迎えた貴族たちの田舎もん丸出しに呆然。ヒゲモジャすぎてまるでドワーフ。貴族たちにヒゲをそらせ近代とかなんたるかを必死に共有した。

そしてピョートルは思った。ロシアを強い国にしていくと。

日本でいう明治維新だ。

④大北方戦争

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強国にしていくにはまず、交易をしなければならない。それには港が必要だ。黒海は行き止まりだ。バルト海にでる。しかしバルト海と通って北海に出るためにはスウェーデンをどうにかしないとならない。

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虎視眈眈と機会を狙っていたが、ついにきた。スウェーデン王が新しく即位し、なんと18歳の若造だというのだ。

ピョートル1世大笑い。これで勝てる。

戦争が始まると、さすがスウェーデン、強い。18とか関係なかった。ロシアが負けそうになった時、スウェーデンの勢力拡大を懸念したデンマークやプロイセンがロシアの味方をしてようやく勝利することができた。大北方戦争である。

⑤都をサンクトペテルブルクに。

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モスクワは田舎。だからドイツ風の名前に改めてヨーロッパの真似をした豪華な宮殿を作る。鹿鳴館的な。南アルプス市的な。

名前をサンクトペテルブルク。

都を遷都した後、ピョートルは船を助けて川に飛び込み、風邪をこじらせて死んでしまう。

ピョートル大帝は民を守った英雄として人気が高い。




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